「占い」と一言で言ってもその種類は数多く、その特徴も様々です。
また私が主に取り扱う四柱推命1つとってもその考え方は流派によって千差万別・・・
どの占いが自分に合うのだろうか・・・もしあなたが迷っているならぜひご一読ください。
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占いとの相性とは
気になるあの人との相性を占う「相性占い」は聞いたことあっても、「占いとの相性」って聞いたことないですよね?
実は占いとの相性ってとっても大切なんです。
独学にしろスクールを利用するにしろ多くの時間をかけて1つの占いを学びます。
もし自分に合わない占いを選んだ場合、学習中または鑑定中に違和感などを感じてしまいます。
だから様々な占いを知り自分に相応しい手法と巡り合っていただきたいと思います。
相性の良し悪しは単純に心が弾むかどうか。「知りたい!」という好奇心が湧く占術があなたに合っています。
これから占いを学びたいあなたには一度立ち止まっていただき、この機会にぜひ占いとの相性について考えを巡らせてみてください。
占いの特徴を知る
それでは私が取り扱う占いの特徴をご紹介します。
特定の手法を強くお勧めするつもりはありません。
あくまでもよく知ったうえで学ぶ占いを選んでいただきたいのです。
私の認識になりますが占いは2つに大別できます。論理的な占いと感覚的な占いです。
論理的な占い
いわゆる統計をもとに構築された占いの事を言います。先人たちが長い時間をかけて集めたデータが凝縮されています。
人類の叡智を読み解く手法がこちらです。
四柱推命
私が最も得意としている手法です。
陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)という中国発祥の自然思想をもとに構築されました。

生年月日から向き不向きや価値観、運勢などを判断します。
十干十二支、通変星、十二運星、空亡、大運、守護神など誕生日ひとつで多角的に鑑定できるのが四柱推命最大の魅力ですね。
五行(木、火、土、金、水)の関係性を論理的に捉え各星を理解していきます。
また自然と調和するように春夏秋冬の四季を運勢や人生のテーマと重ねていきます。
多角的に鑑定できるから開運手法も数多く存在する。そして自然と重ね合わせるから理解しやすいなど利便性にも優れています。
問題点と言えば鑑定する為に必要な命式を作成しなければいけないことです。万年暦を使用するか簡易鑑定や推命NAVIを使って対応します。
論理的に構築されていますが実際の鑑定には直感も必要だったりします。
0学(ぜろがく)
私が幼少期から使っていた手法です。
四柱推命と同じく陰陽五行説をもとに構築されましたが、0学は空亡だけを鑑定しますのでその点は大きく異なります。
空亡だけで向き不向きや運勢を鑑定するのは非常に短絡的なのですが、その分シンプルで学びやすい!
シンプルならば鑑定もしやすく伝えやすいという利点もありますね!
因みに細木数子の六星占術はこの0学がベースになっています。
0学の現実的な問題点として学習用の書籍などが一般向けに販売されていません。非常に保守的な占いと言えるでしょう。
姓名判断
非常に奥深い手法です。
ご存じの通り姓と名の画数や音(いん)、陰陽五行説をベースに運勢を鑑定します。

人格、外格、天格、地格、総格の5つの格にそれぞれのテーマが定めてあり、且つ数字そのものにも意味を込めています。
基本的には「テーマ × 意味」で運勢を鑑定しますが、各漢字の画数の奇数偶数なども加味する場合があります。
姓名判断の最大の特徴はペンと紙さえあればどこでも鑑定できることです。
またコッソリ占いたい人が居ても誕生日が分からないなんてことありますよね。
その点、名前を隠す人はまずいないので利便性は高いと思います。
私は熊崎式の姓名判断を採用しています。「さんずい」を「水」と捉え4画で鑑定します。
観相学(手相、人相)
身ひとつで直ぐ鑑定できるのが何といっても観相学の魅力です!
手相では良く知られている生命線、知能線、感情線の他に運命線や人気線など手のひらに広がっている線を鑑定します。

また各指の付け根を「丘(きゅう)」と呼び意味を持たせています。
親指の付け根ならば金星丘で愛情や優しさを象徴し「金星丘 × 線」でその人の優しさの傾向を鑑定していきます。
非常にシンプルで実践向きな手相ですが、線のパターンが非常に多く体系的に学ばないと大変かもしれません。
手相学習の不便な点は練習に必要な“手”が少ないことです。家族、身近な知人は数が限られてしまいますから積極的に色々な人を鑑定しなければなりません。
人相は目鼻などの顔のパーツの位置や形からその人の性格を判断する手法です。耳が高い位置にあればワンマンプレイヤーで、低い位置にあれば集団行動が得意など・・・
手相と違いテレビやPCがあれば練習に必要な”顔”はいくらでも手に入りますね。
だからこそ楽しく学べるのが人相の最大の特徴かもしれません。
問題点を挙げるなら、顔のパーツの形がいくつかに分類されているのですが必ずしもキレイに分類できるわけではありません。
習得までにはかなりの時間を要するでしょう。
経験豊富なベテラン鑑定師の元で学ぶか表面的な情報に留めるか分かれるところです。
感覚的な占い
統計などを基に構築された論理的な占いとは異なり直感をはじめ霊感などが武器となる類いの占いをご紹介します。
ただ霊視やオーラ鑑定とは違い「特別な能力」が無くても大丈夫!必要なのは自分の直感を信じること。
タロット
占いの代名詞と言えばタロットですね。
私も四柱推命では判断できない相談の時にタロットを使います。

タロットとは78枚のカード(大アルカナカード22枚、小アルカナカード56枚)を使って行う手法です。
カードに書かれた絵、カードの向きや位置を総合的に加味して鑑定します。
満足に鑑定できるようになるまでにはかなりの努力が必要になります。しかし1枚引きや2枚引きなど数枚のカードを引き意味を読み取る鑑定手法もありますので、あなたのレベルにあった楽しみ方ができるでしょう。
タロットはその場の気の影響をもろに受けますので、パワーストーンやセージなどで浄化をするなど特別なケアも必要になります。
感覚的とは言え絵を論理的に解釈することも求められます。前出の「死神」のカードも背景には明るい空が広がっています。再生や再起と言ったプラスの意味も含まれているのです。
オラクルカード
オラクルカードは種類が豊富でイラストも様々です。
自分と共鳴するカードを見つけて使っていくと良いですよ!
私は四柱推命で太陽の人なので太陽がテーマのオラクルカードを使っています。

さてオラクルカード1枚1枚にはキーワードが書かれていて今の私やあなたに必要な言葉を授けてくれます。
「オラクル」とは預言や神託といった“上から降りてくる”という意味がありますので「授ける」という表現をしています。
私の場合1枚~3枚のカードを引いて今の私に必要な言葉を探します。
そして最も大切な事はその言葉をどう噛みしめて解釈するかと言うこと。
タロットの様にカードの向きが解釈の手助けをすることはありません。シンプル故にカードや言葉を”感じる”必要があります。
ペンデュラム
水晶などをチェーンでぶら下げて振り子のように使っていきます。
基本的には聞いたことに対してペンデュラムが動くか動かないかで鑑定します。
非常にシンプルで始めやすいのですがその精度についてはいささか不安が残ります。
霊感など「特別な能力」がある人には最強の武器となるかもしれません。
私はペンデュラムを使ってトランプの色を5枚連続で当てたことがあります。怖くなってすぐに止めました(汗)。あれはきっと偶然だったと思うようにしています。
まとめ
「占いを学びたい」と漠然と考えているなら各手法の特徴を知ったうえで選ぶことをおススメします。
占いとの相性が良いと習得も早く鑑定の精度も段違いに高くなるはずです。
統計をもとに構築され論理的な手法を学ぶか、それとも感覚的でスピリチュアル要素の強い手法を学ぶか決めてみるのも良いでしょう。
そして実際に本屋さんで占い本を物色したり、ネットでスクールを検索しどの手法が一番心躍るか確かめてみるのも良いでしょう!