占いが「当たる時」と「当たらない時」の違いについて、プロ目線でお話します。

四柱推命鑑定師をしていると “当たる” 時と “当たらない” 時がハッキリしていることに気が付きます。
私の実力不足ならばそれまでですがどうやら他の理由がありそうです。
そもそも私のスタンス
私は四柱推命をはじめとした占術で “当てよう” とするタイプの占い師ではありません。
クライアントの知りたいことや悩み事を傾聴し、生年月日から見えてくる星や運気の波を参考にアドバイスをしているだけなのです。
当てる気が無くても面白いことに “勝手に当たってしまう” のです。「その通りです!」、「思い当たる節がある」など言っていただけるとホッとします。
こんな私のスタンスをご理解いただいたうえで当たる時、当たらないときの違いをお聞きください!
“勝手に当たる”とは?
当てるつもりもない私がクライアントの向き不向きや運勢などをお伝えすると「その通り!」や「そうそう!」といった肯定的なリアクションを得ます。
これを私は「勝手に当たる」と呼んでいます。
例えばどんな鑑定をしたときでしょうか。
バイオリニストを鑑定した時の話
年間200公演を行うバイオリニストを鑑定する機会がありました。60代で落ち着きあるこのバイオリニストはいつもお洒落に着飾り正に「舞台人」といった印象の方です。
生年月日から命式を作成すると、その実績を証明するように芸術家の星をお持ちのようです。
しかしパフォーマンスに向く星を持ち合わせておりません。また一番重要な位置に「教える仕事に向く星」があるではありませんか・・・

強い芸術家の星をお持ちですが、演奏よりも教える方に向いてますね。教える仕事はなさってますか?
すると、「そうそうそう!」と大変興奮した様子で「演奏よりも教える仕事に向いてるんだよ俺は。実はバイオリン教室もやっててね・・・」とご自身にも自覚があったようです。
このように私に当てるつもりはなくとも星や運勢から “勝手に当たってしまう” わけです。これは私の実力ではなく四柱推命の凄さというべきですね。
勝手に当たる人の特徴
それでは、このバイオリニストの様に四柱推命が当たる人の特徴とは何でしょうか?
自分の事をしっかり理解し自分らしく生きているから・・・だと私は感じています。
自分らしく生きることを実現できている人は無意識のうちに自分の運勢の波や風向きの変化を感じ生きています。だから私に「当ててやる」という下心が無くても “勝手に” 当たるんです。

そもそも自分らしく生きている方に四柱推命をはじめとした占いは必要ないと考えています。だって自分の直感で正しく判断できるのですから。
実は、このバイオリニストは来年から天中殺に入ります。天中殺のテーマは断捨離で、自分のやるコトを減らす必要があります。
すると、このバイオリニストは教える仕事に注力する為に公演数を減らしていること、自身の会社の経営からも手を引くことを決めているそうです。
自分が天中殺に入ること、そして天中殺の正しい過ごし方を知っているかの様な行動で驚いたことを覚えています。

勝手に当たらない人の特徴
では次に勝手に当たらない人とはどんな人なのでしょうか?
もうお分かりですよね!!
それは自分らしく生きていない人です。
「自分らしく生きていない」=「持っている星を活かしていない」となりますから、私がどんなに的確に鑑定してもクライアント本人はピンときません。
どの時代、どの社会においても何らかの理由で我慢を強いられたり、妥協や忖度が必要となり「自分」を抑える必要はあるはずです。
生活のごく一部においてならばまだ良いのですが、職場や家庭環境で常に「自分」を押し殺していたり、自分の心の叫びを無視しているようならば「自分らしく」は実現できないでしょう。
繰り返しますが自分の素直な気持ちに応えられなければ持っている星を活かしきることはできません。よって私の四柱推命では当たらないのです。

四柱推命はこのように自分らしくを実現できていない人にとっては大きな味方となるでしょう。自分の在るべき姿をお伝えし、その姿に向かって今踏み出せる一歩を探すのです!
勝手に当たらない時こそ開運のチャンス!
“勝手に” 当たらないから四柱推命は使えないのかというとそういう訳ではありません。
「当たらない」ということは持ち前の星を活かしきれていないことになります。
この星の1つ1つを活かしきれたらあなたの人生はどう変わっていくでしょうか?使いこなせていない星が輝き始めたらどれだけ生きやすくなるでしょうか?
「当たらなかった」時こそ開運の大チャンスなのです!
きっと一歩を踏み出すには勇気と努力が必要かもしれません。それでも今できる開運手段を見つけ、星1つ1つが少しずつ輝き始めたなら今までよりも呼吸しやすくなることに気が付くはずです。

まずは占い師を頼るその勇気を振り絞って一歩を踏み出していただきたいと思います。