比肩（ひけん）の性格｜通変星は難しくない！｜四柱推命を丁寧に楽しく学ぶなら『川越の翔Show』で決まり！

四柱推命の主役とも言える通変星を解説します。本記事では強い自分の持ち主である「比肩（ひけん）」についてご紹介します。

一見柔らかい物腰の比肩ですが、かなりこだわりの強い性格の持ち主なんです！

３つのキーワードから比肩を学ぶ

比肩（ひけん）は、「自分」を象徴する日柱の天干と全く同じ十干を命式のどこかに持つことで現れます。「自分」が重なるわけですから、強い自我の持ち主と言えるのです。

そんな比肩の性格を３つのキーワードから探っていきたいと思います。

まず先に申し上げておきますが、私の言葉を一字一句暗記する必要はありません。

３つのキーワードを始め、イメージの広が方や比肩の人物像を捉えるように意識して読み進めてください。

比肩のキーワード：自分、自由、負けず嫌い

「自分」と完全一致するエネルギーを持つということで、まずは強い自分の持ち主だと捉えてみましょう。

しかし、この比肩の「自分」は自分のわがままを突き通すような暑苦しさは持ち合わせません。とにかく、自分は自分、他人は他人の精神を貫く、そんな種類の「自分」です。

さて、そんな比肩の性格を学ぶための３つのキーワードは・・・

自分
自由
負けず嫌い

まず、このキーワードを見て「あ、あの人ゼッタイ比肩さんだ！」なんて思い浮かぶ人は居ませんか？その直感は意外にも的を得ているはずです！

それでは早速、３つのキーワードから比肩の性格を掘り下げてみましょう。

比肩の性格①：良くも悪くも自分第一主義

１つ目のキーワードは「自分」です。

強い自分の持ち主なのですから、自分自身を何よりも大切にできるそんな性格の人です。

ここで言う「自分」とは、自分のペース、自分のやり方、自分のタイミング、自分の空間などの「自分」です。決してワガママと言うような悪意のこもった「自分」ではありません。

忖度や迎合ができない、ただマイペースの星と言えば分かりやすいかもしれませんね。

比肩の性格②：自分と他者の自由を守る人

続いてのキーワードは「自由」です。

何でも自分勝手に行動する様な “無礼な” 自由でなく、自分らしく居る為に必要な自由だと思ってください。

そんな比肩の自由な性格を表す適切な表現があります。それは

自分は自分、他人は他人

です。

語弊を恐れず言うならば、自分さえ良ければ周囲の人が何をしようと気にしないのです。

趣味を例にするならば、

自分の趣味を自由に楽しめるならば、恋人や配偶者がどんな趣味をどのように楽しんでいても気にすることはありません。お金を使い過ぎていたとしても、比肩の生活を脅かすことが無ければ干渉することもありません。

比肩の「自分」とは、個人と個人が尊重し合うべき “平和条約” のようなものかもしれません。

比肩の性格③：時に攻撃的に

３つ目のキーワードは「負け嫌い」です。

四柱推命の各種解説を見ると「比肩は負け嫌い・・・」などの表現をよく見かけますが、私が鑑定する限りでは比肩は自分と平和を心から求める性格です。

しかし、そんな温厚な比肩にもたった１つの激おこスイッチが存在します。

それは「自分」を侵された時です。

自分のやり方、タイミング、ペースなどに他者が口をはさみ文句を言ってきた時などが “侵された” 時と言えるでしょう。

比肩の文字から伺うに、他人と “比”べられるのも嫌いそうですね。

比肩さんと関わる時には、その人が何を大切にしているのかしっかり見極めそれを尊重しながら付き合っていくことが求められます。

比肩の性格の表と裏

３つのキーワードから比肩の性格を掘り下げてみました。

比肩の強い「自分」のニュアンスも明確にご理解いただけたことかと思います。

さて、ここまでの比肩をまとめると「比肩はマイペースで、自分と他者の自由を何よりも尊重できる人」だと分かりましたね。

こんな人が友達だったら、長い付き合いも喜んでしていきたいですよね！

しかし、比肩の鑑定はそう簡単な事ではありません。

全ての性格には “裏” があります。即ち、１つのキーワードから良い表現と良くない表現の２パターンを考えていただきたいのです。

「マイペース」ならば「融通が利かない」、「お互いの自由を尊重」ならば「人に興味がない」などです。

この様に、比肩のキーワードからイメージを膨らませて、比肩の人物像の厚みを作っていきましょう。

あなたの中で比肩さんの存在が明確になったところで、比肩の恋愛、仕事、子育てについて考えていきます。

比肩の性格を鑑定する

ここまでで、比肩の大まかな性格についてご理解いただけたかと思います。

続いては、こんな性格の比肩がどんな恋愛をするのか？どんな職場に合うのか？どんな子育てをするのか？を想像してみましょう！

いずれの場合も私の想像であり、私と異なる比肩の姿を想像されても全く問題ございません。なんたって、占いに「正解」は存在しないのですから！

＊子育ての場合は親が比肩の場合と子が比肩の場合の両面から考えてくださいね。

比肩の恋愛：さっぱりとした大人な恋愛がお好み

比肩の本質は「自分は自分、他人は他人」にあります。よって自分と恋人との間に一線を引くように、一定の距離感がある恋をすることでしょう。

いつでも、どこでもいっしょに過ごすようなベタベタな恋愛や依存される様な恋愛では、比肩は強いストレスを感じそうですね。

逆に比肩さんと恋愛をするなら、その「距離感」を冷たさや無関心と捉えないようにすることがポイントです。「しっかり私の事を尊重してくれているんだな！」と認識できると良いですね。

同時に、先にもお伝えした通り比肩の生活に干渉し過ぎない点にも注意をしましょう。

比肩本人も、恋人との距離を必要以上に空けないような配慮が必要です。恋愛をする以上、「自分」を完全に守り抜くことはできません。恋人に合わせる部分も作り、２人の時間を一緒に楽しむ環境を整えましょう。

比肩の仕事：フリーランスの様に自由な環境を探せ！

四柱推命において比肩は「フリーランスの星」と言われています。

比肩がフリーランスに向く最大の理由は、そのマイペースさと上から指示されることを嫌う性格にあります。

あくまでもフリーランス的な働き方が向くだけであって、比肩さんがみなフリーランスで成功するわけではありません。

言ってしまえば自分のやり方、自分のペース、自分のタイミングで働ける環境があれば会社員でも良いと考えるのです。

もちろん、新卒社員が最初から自由に働くことはできませんが、比肩らしく自分の裁量で働ける環境作りは早いうちから目指しても良いでしょう。

比肩と一緒に働く同僚、若しくは比肩を部下に持つ人は押し付けるようなモノの言い方ではなく、比肩の背中を押すような鼓舞するモノの言い方ができると良いですね。

比肩の子育て：一人遊びが得意な子

子育てを考える際には、親と子の両方の側面から考えなければなりません。つまり比肩が子育てをする場合と比肩の子を育てる場合の２つの側面です。

この記事では比肩の子を育てることを想定して、比肩の子育てを深掘りしてみましょう。

比肩の子育ては実にシンプルです。自由にさせておく。ただそれだけ。

マイペースな子どもです、一人遊びも得意ですし友達が少なくても親が気にする必要は無いと考えます。無理に集団に馴染ませようとするのは、比肩が最もストレスを感じる行為になります。

とは言え、週一の習い事で集団行動を学ばせるくらいはしても良いかもしれませんね。

さて

比肩の親が子育てをする場合ですが、こちらについてはぜひ、ご自身でお考えいただきたいと思います。

お一人で考えられるだけのヒントはこれまでに沢山提供しています。ぜひご自身の言葉で比肩の親について考えてみてください。

比肩と劫財の違いを知る

ここまで３つのキーワードを基に、比肩の性格を探ってきました。

ここからさらに比肩の事を知る為には、兄弟星と呼ばれる劫財について学ぶことをおススメいたします。

比肩と劫財、どちらも強い自分の持ち主なのですが、比肩の「自分」は自己完結型なのに対して、劫財は他者を巻き込む性質があります。

劫財は正に、アニメ『ドラえもん』に登場するジャイアンみたいな性格です。

この２つの通変星を対比させながら、比肩の性格を深掘りしてみてはいかがでしょうか？

身近な比肩さんを探してみよう！

比肩の性格はご理解いただけましたか？

私の記事を読まれながら「こんなやつ昔の職場にいたわ～」と、どなたかと重ねていただけましたら幸いです。

せっかく比肩の性格を理解したのですから、も一歩踏み込んで四柱推命の世界を楽しんでいただきたいと思います。

周囲の比肩の要素を持つ方はいらっしゃいませんか？

1. 周囲の人を良く観察して、どの言動が比肩らしいか分析してみましょう。
2. その人の生年月日を基に比肩を持つか調べてみよう！

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