印綬（いんじゅ）の性格｜通変星は難しくない！｜四柱推命を丁寧に楽しく学ぶなら『川越の翔Show』で決まり！

四柱推命の主役とも言える通変星を解説します。

本記事では頭脳派の星「印綬（いんじゅ）」について一緒に考えていきましょう。常に冷静沈着で物事を分析する力に秀でた星ですが、考えすぎて良からぬ心配ばかりなんてことも・・・

３つのキーワードから印綬の性格を学ぶ

印綬（いんじゅ）は、「自分」を象徴する日柱の天干を “生み出す（流れ込む）” 五行で陰陽が異なる時に命式内に表れます（丙［火＋］に対して乙［木－］の時）。生み出す、流れ込むという表現から印綬の大まかな性格を掴んでいきましょう。

そんな印綬の性格を３つのキーワードから探っていきたいと思います。

まず先に申し上げておきますが、私の言葉を一字一句暗記する必要はありません。３つのキーワードを起点に、印綬の人物像を捉えるように意識して読み進めてください。

印綬のキーワード：頭脳明晰、名誉、母性

10種類の通変星の中で最も頭の良い星が印綬です。学校の勉強が出来る頭の良さだけでなく、物事を冷静に分析し自分なりに解釈することができる頭脳を持ちます。

多くの人が羨む頭脳派な星ではありますが、効率を求めすぎたり考えすぎて余計な心配ばかりする傾向があります。

さて、そんな印綬の性格を学ぶための３つのキーワードは・・・

頭脳明晰
名誉
母性

まず、このキーワードを見て「あ、あの人ゼッタイ印綬さんだ！」なんて思い浮かぶ人は居ませんか？その直感は意外にも的を得ているはずです。

それでは早速、３つのキーワードから印綬の性格を掘り下げてみましょう。

印綬の性格①：知的好奇心が旺盛な人

まず最初にご紹介するキーワードが「頭脳明晰」です。

キーワードの通り、印綬は頭が良く勉強が出来るタイプの人です。

しかし勉強と聞いて「私、勉強苦手です！」と仰る印綬さんもいらっしゃいますが、テストの成績などで評価される頭の良さばかりではありません。

印綬の頭の良さはあくまでも “頭脳派” と言う点にあり、衝動や直感で行動はせず考えてから動き始めます。また知的好奇心が強いのも特徴の１つです。

そんな印綬ですが、考えすぎることが玉にキズです。特に行動力を象徴する正官や偏官を持たない場合には、この特徴がより強く現れる事でしょう。

印綬の性格②：頭が良いゆえにバカが嫌い

印綬の２つ目のキーワードに「名誉」があります。

印綬は正官に次いでプライドの高い星で、やはり人々に敬われる “名誉ある” 仕事に向きます。印綬は教えることも得意なので、正に学校の先生や大学教授と言った教職に向くと言われています。

ケンカの仲介役などで人に頼られることも多いでしょうし、印綬もそれを好みます。自身の知識や経験を基にアドバイスすることに喜びを感じるような性格ですから、教える仕事以外にもコンサルタントやアドバイザーなどの相談役にも適性がありそうです。

一方で博識なあまり人を見下す傾向もあります。「バカが嫌い！」と言えば極端な表現になってしまいますが、話が通じない人は相手にしないようなところがあります。

この印綬の性格を上手に活かすには、印綬自身が自分のプライドの高さを自覚しなければなりません。自覚した上で、「自分にも足らない部分がある」、「おバカな人からも学べることはある」と謙虚さを身に付けてほしいところです。

頭のいい印綬ならば、これくらい容易にできるはずですね！

印綬の性格③：実はとっても優しいお母さん的な存在

３つ目のキーワードは「母性」です

四柱推命において印綬は「母親」を象徴します。だから母性が強く優しい性格と言われますし、実際に母親との縁が深い傾向があります。この点、印綬を持つ男性はマザコンになりやすいので注意が必要です。

さて、印綬は端的に世話好きです。保育士や介護職の様にお世話をする仕事に向く星でもあるのです。また一般的な会社であっても、後輩指導などでその本領が発揮されるかもしれません。

とは言え、優しさが前面に出すぎて過保護にならないように注意しましょうね！

印綬は原則頭脳派で感情で動くことはまずありませんが、母性に訴えかけられると弱いところもあります。

「お金を貸してほしい！」と懇願する後輩に、一瞬母性が反応することもあるかもしれません。時に優しくしない、突き放すことも愛情の一つと知り冷静に判断するようにしましょう。

印綬の性格の表と裏

頭脳明晰、名誉、母性の３つのキーワードから印綬の性格を掘り下げてみました。

印綬の賢さと優しさをお伝えできたかと思います。

さて、ここまでの印綬をまとめると「頭が良くて、相談役や先生業に向く優しい人！」と言うことが分かりましたね。

こんな人が会社の先輩や上司だったらなんか安心しますよね！

しかし、印綬の鑑定はそう単純な話ではありません。

全ての性格には “裏” があります。即ち、１つのキーワードから良い表現と良くない表現の２パターンを考えていただきたいのです。

「頭が良い」ならば「頭でっかちで理屈っぽい」、「優しい」ならば「過保護」と言えるでしょう。

この様に、印綬のキーワードからイメージを膨らませて、印綬の人物像の厚みを作っていきましょう。

あなたの中で印綬の存在が明確になったところで、印綬の恋愛、仕事、子育てについて鑑定してみます。

印綬の性格を鑑定する

ここまでで、印綬の大まかな性格についてご理解いただけたかと思います。

続いては、こんな性格の印綬がどんな恋愛をするのか？どんな職場に合うのか？どんな子育てをするのか？を想像してみましょう！

いずれの場合も私の想像であり、私と異なる印綬の姿を想像されても全く問題ございません。なんたって、占いに「正解」は存在しないのですから！

＊子育ての場合は親が印綬の場合と子が印綬の場合の両面から考えてくださいね。

印綬の恋愛：包容力がある物の尽くし過ぎに注意

まず印綬の「母性」から恋愛傾向を探ってみましょう。

印綬は母性が強く優しく性格でしたよね。印綬は母親の様な面倒見の良さと包容力がありますから、パートナーにとって印綬は甘えられる存在になります。

穏やかな恋愛が続く一方でパートナーに尽くしすぎるあまり、パートナーをダメ男/ダメ女に変身させることもあり得ますので注意しましょう。

パートナーを選ぶ際には相手の精神年齢を見極めて、“母親” と “子ども” の関係ではなく、対等な関係性を築ける相手を選んでください。

また印綬は頭脳派で行動を起こすまでに様々な計画を練ります。この点、デートプランやサプライズの計画に頭を使ってくれるなら良いのですが、恋が始まる前に色々と考えるのはお勧めしません。

心配性の印綬ですから、恋の申し込みまで大変遠回りしそうです。

恋愛くらいは感情に任せて、衝動的に行動しても良いのではないでしょうか？

印綬の仕事：教える仕事に向く

繰り返し印綬に向く具体的な仕事をお伝えしましたが、大まかに言ってしまえば教える仕事やお世話をする仕事に向くと判断します。

教職や保育士でなくともこれら印綬の適性が活かされるのなら良いと考えます。一般的な会社であっても後輩指導などでこの適性は活かせそうですしね！

また印綬の判断基準の１つに知的好奇心があります。A か B の仕事や職場で迷うならばより学びが多そうな方を選ぶようにしましょう。その反面、学びことが亡くなったと感じた時が転職のタイミングです。

印綬特有の知的好奇心をいつまでも刺激できるような働き方を維持できると良いですね。

もちろん、マンネリ化した仕事を続けないといけない事情だってあるかと思います。そんな時はプライベートで印綬の知的欲求を満たし公私でバランスを取るように努めましょう。

印綬の子育て：優しい、でも理屈っぽい生意気な子どもかも！

子育てを考える際には、親と子の両方の側面から考えなければなりません。つまり印綬が子育てをする場合と印綬の子を育てる場合の２つの側面です。

この記事では印綬の子を育てることを想定して、印綬の子育てを深掘りしてみましょう。

印綬の子育てでは親自身も学び続けることが求められます。

印綬の子は幼少期から大人の様に弁が立ちます。その分意思疎通も比較的楽に出来ると思いますが、屁理屈を覚えたら印綬の子育ては大変です。

「あー言えばこー言う」は印綬の性格を表している表現かもしれません。

屁理屈と言うのも論理的思考を育てますので決して悪い事ではありません。この点、絵本の読み聞かせなどで語彙力や表現力を養い印綬の個性を伸ばしてほしいと思います。

と同時に、印綬を育てる親もまた “バカにされない” ように学び続ける姿勢が大切かもしれません。

その他、印綬の子育てで積極的に行ってほしいのが実地体験です。どうしても知識に偏りがちな印綬ですから、本やネットで学んで満足しがちなところがあります。これでは印綬の知識も机上の空論です。

学んだことを確かめに行く、知識を実際に活用してみるなどの実地体験が印綬の成長に大きく寄与するのです。

どの様な実地体験が良いかは印綬の興味関心にも寄るところですが、私はよくキャンプを印綬の子育てでおススメしております。

さて

印綬の親が子育てをする場合ですが、こちらについてはぜひ、ご自身でお考えいただきたいと思います。

お一人で考えられるだけのヒントはこれまでに沢山提供しています。ぜひご自身の言葉で印綬の親について考えてみてください。

印綬と偏印の違いを知る

ここまで「頭脳明晰」、「名誉」、「母性」の３つのキーワードを基に、印綬の性格を探ってきました。

ここからさらに印綬の事を知る為には、兄弟星と呼ばれる偏印について学ぶことをおススメいたします。

印綬と偏印はどちらも頭脳派の星なのですが、頭の使い方の得意不得意が異なります。

印綬は学業や論理的思考といった頭の使い方が得意な一方で、偏印はゼロから物を生み出す頭の使い方が得意となります。そんな２つの通変星を対比させながら、印綬の性格をさらに深掘りしてみてはいかがでしょうか？

身近な印綬さんを探してみよう！

印綬の性格はご理解いただけましたか？

私の記事を読まれながら、「あいつ絶対印綬だろ！」とどなたかと重ねていただけましたら幸いです。

せっかく印綬の性格を理解したのですから、も一歩踏み込んで四柱推命の世界を楽しんでいただきたいと思います。

周囲の印綬の要素を持つ方はいらっしゃいませんか？

1. その人を良く観察して、どの言動が印綬らしいか分析してみましょう。
2. その人の生年月日を基に印綬を持つか調べてみよう！

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