庚(かのえ)の性格|『暗記しない四柱推命』で楽に四柱推命を習得する|占い
「暗記1割、想像9割」をコンセプトに四柱推命をもっと楽しく習得しませんか?
この記事では、「自分」を象徴する自然エネルギーの中でも鉄を表す庚(かのえ)について考えていきます。
庚の習得に暗記は不要!3つのキーワードから性格を探る
四柱推命の中に登場する庚(かのえ)は「鉄」を象徴します。
即ち、あなたを象徴する自然エネルギー(日柱の天干)が庚ならば、あなたは「鉄の人」となります。
そんな庚の性格を3つのキーワードから探っていきます。
さて、私の四柱推命では暗記はまず不要です。
庚に関して言えば、その読み方(かのえ)と象徴する自然エネルギー(鉄)こそ覚える必要はありますが、その性格など表面的な情報を丸暗記する必要が無いと考えております。
ではどうやって性格を探るかと言うと、庚が象徴する鉄からキーワードをピックアップしヒトの性格に落とし込んでいきます。
庚の3つのキーワード:固い、溶ける、鋭い
鉄を想像してください。
と、言われても難しいかと思いますが、身の回りにある鉄製品をいくつかピックアップしてみましょう。キッチンだけでもヤカン、包丁、フライパンなどが挙げられますね。
その鉄を観察しながら3つの特徴を探していただきたいと思います。
例えば・・・
固い
溶ける
鋭い
と言った特徴です。
この時点で私と違う特徴を抱いていただいても問題ありません。一例として上記3つの特徴をキーワードとして掘り下げていきますが、同じ要領で私と違う特徴をキーワードとして掘り下げてください。
キーワードを掘り下げる為の要領ですが・・・
庚のキーワードを人の性格と重ねる
と言うものです。
それでは早速、私が先にピックアップした3つのキーワードを掘り下げてみましょう!
庚の性格①:頑固で職人気質な人
鉄と言えば固い。これは多くの人が挙げる鉄の特徴の1つだと思います。
それをそのまま人の性格に重ねるなら、正に頑固と言えるわけです。ただワガママの延長線上にある頑固ではなく、自分の拘りや信念から派生する頑固と考えてみてください。
そんな特徴から「庚はこだわりが強く職人気質な性格」と言えるでしょう。もちろん頑固でも良いのですが、占い師に「あなたは頑固者です」と言われて喜ぶ人はきっと少数派です。
さてそんな庚にとって大切なのは、その “固さ” をどこで発揮するかしっかりコントロールできるようになることです。
大切な人とのコミュニケーションで自分の拘りばかりを押し付けることなく、剛と柔のバランスを心がけると、人として魅力的な庚になりそうですね。
庚の性格②:鉄は熱いうちに打て
鉄は熱すると溶け、冷めるとすぐに固まってしまいます。その様から「鉄は熱いうちに打て」と言われるわけです。
鉄を象徴する庚も正にそんな人と言えるでしょう。
「やりたい!」と興味を抱いた事に対してすぐに取り組める人で、そんなことから「庚は積極的に行動できる人」と言えそうですね。
同時にすぐに行動しないと興味がすぐに冷めてしまいそうですが。
こちらも固さと同じく、自身のスピード感をコントロールすることが求められます。周囲の人を自分のペースに巻き込んで困らせてはいけません。
庚の性格③:歯に衣着せぬ物言い
鉄は変幻自在にその姿を変えます。その典型が包丁や刀と言った刃物だと考えてください。
では刃物の鋭さは、庚の性格のどこに表れるでしょうか?
私は庚の言葉にその鋭さが現れると考えています。言葉が強いと表現すればそれまでですが、忖度せず善悪を一刀両断するその様から「竹を割ったような性格」と伝えたいですね。
他の自然エネルギーとは異なり無機質な鉄の庚は、いつも冷静沈着で感情に左右されずに物事を判断できる性格とも言えそうです。
庚の性格の表と裏
繰り返しとなりますが、私と異なるキーワードを選んでも問題ありません。
ご自身でピックアップしたキーワードと人の性格を重ねて自由に想像してください。
さて、私のキーワードを基にすると「庚は行動力があり、はっきりものを言う職人気質な人」だということが分かりました。
自宅や車の修理は正にこんな業者さんに頼みたくなりませんか?
しかし、庚の鑑定はそう簡単なことではありません。
全ての性格には “裏” があります。即ち、キーワードを良い表現と良くない表現の2パターン考えていただきたいと思います。
「行動力」ならば「せっかち」、「はっきりものを言う」ならば「言葉で人を気づ付ける」、「職人気質」ならば「頑固/融通が利かない」と考えていきます。
この様に庚が象徴する「鉄」からイメージを膨らませ、人の性格と重ねていくことであなたの言葉で庚を習得することを目指してください。
庚の性格を鑑定する
ここまでで、庚の大まかな性格についてご理解いただけたかと思います。
続いては、こんな性格の庚がどんな恋愛をするのか?どんな職場に合うのか?どんな子育てをするのか?を想像してみましょう!
いずれの場合も私の想像であり、私と異なる庚の姿を想像されても全く問題ございません。なんたって、占いに「正解」は存在しないのですから!
*子育ての場合は親が庚の場合と子が庚の場合の両面から考えてくださいね。
庚の恋愛:積極的されど冷静な恋が得意
庚は行動力の持ち主でした。その為、意中の相手には積極的にアプローチできる人と考えられますし、ウジウジする様ならば “鉄も固まり” 恋に発展することはないと考えましょう。
私の旧友(女性)は庚の恋愛を見ていると、庚は常に冷静に恋をしていることに気が付きます。
たとえ恋の始まりはドロドロに溶けた鉄であっても、次第に冷たい鉄に変わり冷静さを取り戻します。その様から、パートナーに魅力を感じ無くなったら一瞬で別れを告げるタイプです。
もちろん、そんな庚ばかりではないのでしょうが、私の旧友は正に「鉄の女」と感じる事ばかりです。
さて
そんな庚と恋をするなら “冷え固まってから” が勝負であり、大人の恋(?)の様に落ち着いた恋愛を目指したり、常に自分の魅力を維持できるように努力すべきかもしれません。
庚の仕事:専門性の高い分野で成功
庚(鉄)は拘りが強いとご紹介いたしました。その様子を職人気質と捉え、庚の仕事について考えてみましょう。
そのまま陶芸家やガラス細工職人の様に匠の道を究めるのが分かりやすいですね。
もう少し身近な仕事でも、「専門性」や「技術職」をキーワードに仕事選びが出来ると庚らしさが発揮されます。
基本的には融通が利かないタイプで言葉も強いので、接客向きとは言えないでしょう。
庚の子育て:語彙力と表現力を増やして!
子育てを考える際には、親と子の両方の側面から考えなければなりません。つまり庚が子育てをする場合と庚の子を育てる場合の2つの側面です。
まずは親が庚の場合を考えてみましょう。
庚の子育てで一番気になるのが言葉の強さです。
子育てをしていて気持ちに余裕がなくなってしまう時はいくらでもありますよね?そんな時に、子どもが傷つく言い方をしてしまうのを心配します。
庚持ち前の冷静さを活かしたり、語彙力や表現力を増やして “強い言葉” を使わない心がけが必要かもしれません。
庚は何事にも本気で取り組む気概があります(職人気質で極める人だから)。この気概は子どもの習い事や学業にも向けられ、一生懸命子どもを応援できる親になることを想像します。
子どもにとってはプレッシャーに感じることもあるでしょうが、頼もしい親であることは間違いないはずです。
さて、庚の子どもを育てる場合ですが・・・こちらについてはぜひ、ご自身でお考えいただきたいと思います。
お一人で考えられるだけのヒントはこれまでに沢山提供しています。ぜひご自身の言葉で庚の子を育てる事について考えてみてください。
6種類の庚の違いを探る
これまで「庚=鉄」の構図で話を進めてきましたが、実は一言で庚と言っても四柱推命には6種類の庚が存在することをご存じでしょうか?
またそれぞれ鉄の季節感が異なります。
庚子 → 真冬の鉄
庚寅 → 初春の鉄
庚辰 → 晩春の鉄
庚午 → 真夏の鉄
庚申 → 初秋の鉄
庚戌 → 晩秋の鉄
いやいや
鉄の季節感って何?
これ、私の生徒の10人中9人が聞く質問です。私も敢えて質問させるような言い方をしているのですが、鉄に季節も何もありませんよね!
この点、鉄の温度と捉えて鉄の特徴を深掘りしてみませんか?
例えば、真冬の鉄(庚子)はギンギンに冷えた鉄と想像できます。
そんなイメージから庚子はいつも冷静沈着に物事を捉え、時に冷徹な顔も見せるそんな人かもしれません。
原則、私の鑑定では「あなたは真冬の鉄だから・・・」と厳密に掘り下げることはしません。ただ、想像力を養うトレーニングとして6種類全ての鉄の特徴を考えるのは良いかもしれません。
《まとめ》庚の性格をもっと楽に習得する
さて庚を鑑定する上で暗記すべきは「かのえ」という読み方と庚が象徴する「鉄」の2点だけです。
その他は、「鉄」の特徴からイメージを膨らませるだけでいいのです。
またイメージを膨らませて獲得した庚の性格も1つ1つ暗記する必要はありません。考え方さえ習得出来れば、必要な時に一瞬で鉄の性格を列挙することが出来るはずです。
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