壬(みずのえ)の性格|『暗記しない四柱推命』で楽に四柱推命を習得する|占い
「暗記1割、想像9割」をコンセプトに四柱推命をもっと楽しく習得しませんか?
この記事では、「自分」を象徴する自然エネルギーの中でも海を表す壬(かのと)について考えていきます。
壬の習得に暗記は不要!3つのキーワードから性格を探る
四柱推命の中に登場する壬(みずのえ)は「海」を象徴します。
即ち、あなたを象徴する自然エネルギー(日柱の天干)が壬ならば、あなたは「海の人」となります。
そんな壬の性格を3つのキーワードから探っていきます。
さて、私の四柱推命では暗記はまず不要です。
壬に関して言えば、その読み方(みずえ)と象徴する自然エネルギー(海)こそ覚える必要はありますが、その性格など表面的な情報を丸暗記する必要が無いと考えております。
ではどうやって性格を探るかと言うと、壬が象徴する海からキーワードをピックアップしヒトの性格に落とし込んでいきます。
壬の3つのキーワード:デカい、風、津波
海を想像してください。
沖縄の透き通った海、夕日が沈む大海原、新婚旅行や家族旅行で訪れた思い出の海など様々な海を想像し、観察してその特徴を探してみましょう。
例えば・・・
デカい
風
津波
と言った特徴です。
この時点で私と違う特徴を抱いていただいても問題ありません。一例として上記3つの特徴をキーワードとして掘り下げていきますが、同じ要領で私と違う特徴をキーワードとして掘り下げてください。
キーワードを掘り下げる為の要領ですが・・・
壬のキーワードを人の性格と重ねる
と言うものです。
それでは早速、私が先にピックアップした3つのキーワードを掘り下げてみましょう!
壬の性格①:大きな器と包容力を持つ
海はとにかくデカいです。
その海の広大さと同じように壬の器も相当大きいはずです。それはどんな事/変化も受け入れる寛容さや、人を包み込むような包容力として現れる事でしょう。
そんな特徴を簡単に表現してしまえば「壬はみんなに優しく器の大きい人」と言えます。生命の根源は海ですから、男女問わず母性は強い印象です。
ただ壬の優しさは時に鈍感と映ることがあります。他人に悪口を言われても、それを悪口とは思わずニコニコしている人っていませんか?
広大な海だからこそ、細かいことを気にせずに済むのかもしれません。
この鈍感さを活かして、芸能界のような厳しい世界に身を置くのも壬の活かし方だと考えます。
壬の性格②:先見の明がある
海には風がつきものです。この特徴から、壬は風向きの変化に敏感と言うことができます。
それは時代の風向きのみならず、人間関係の風向きの変化までも読み取り生るということです。
と言うことで「壬は物事を見通す鋭い洞察力の持ち主」と言えるでしょう。
変化を先取りする壬と、変化に合わせる癸・・・どちらも決まった形を持たない「水」で柔軟さが特徴ですが、それぞれ意識すべき本質の活かし方は若干異なるのかもしれません。
https://shohei-astrology.com/introduction_mizunoto/この点、癸に注意していただきたいのが “流れる” 性質から、自分の都合が悪くなると逃げてしまうということです。
たまたま、私の身近な癸が言い訳の多い性格なのかもしれませんが、“流れ” は確実に重要な癸の特徴です。この特徴が良からぬ方に発揮しないよう意識して使っていきましょう。
癸の性格③:他者に尽くす優しい人
癸の雨は命の源です。われわれ人間はもちろん、その他の動植物全てが雨に支えられて生きています。雨目線で言えば、他者を生かす(活かす)存在と言えますよね。
このことから「癸は他者に尽くす優しい人」と言うことができます。これを世話好きと捉えても良いでしょう。後輩の指導役には癸が適役かもしれません。
命を支える雨ではありますが物事には適度があります。
要は雨が降り続ければ植物の根腐れを起こすことだってあるわけです。この点、自分の優しさを一方的に押し付けるようなお節介にはならず、適量の優しさをふりまけるように意識したいですね。
癸の性格の表と裏
繰り返しとなりますが、私と異なるキーワードを選んでも問題ありません。
ご自身でピックアップしたキーワードと人の性格を重ねて自由に想像してください。
さて、私のキーワードを基にすると「癸は努力家で柔軟な対応が出来る優しい性格」だということが分かりました。
あなたが会社の人事なら採用しなくなりませんか?
しかし、癸の鑑定はそう簡単なことではありません。
全ての性格には “裏” があります。即ち、キーワードを良い表現と良くない表現の2パターン考えていただきたいと思います。
「地道な努力」ならば「仕事が遅い」、「柔軟な性格」ならば「自分の軸が無い」、「優しい」ならば「お節介」と考えていきます。
この様に癸が象徴する「雨」からイメージを膨らませ、人の性格と重ねていくことであなたの言葉で癸の習得を目指してください。
癸の性格を鑑定する
ここまでで、癸の大まかな性格についてご理解いただけたかと思います。
続いては、こんな性格の癸がどんな恋愛をするのか?どんな職場に合うのか?どんな子育てをするのか?を想像してみましょう!
いずれの場合も私の想像であり、私と異なる癸の姿を想像されても全く問題ございません。なんたって、占いに「正解」は存在しないのですから!
*子育ての場合は親が癸の場合と子が癸の場合の両面から考えてくださいね。
癸の恋愛:急展開は求めず献身さをアピール
癸は積み重ねがキーワードでした。その本質を活かすなら恋愛も急展開を求めるよりも、じっくり距離を縮めていく方が良いかもしれません。
もちろんチャンスが到来したならそれを掴むべきですが、自分らしい恋を求めるなら積み重ねを意識すべきです。
特に癸の “売り” である献身的な一面を積極的にアピールしていきましょう!
恋愛における注意点は柔軟な対応が出来ること、形を持たないことから相手に合わせすぎる傾向がとても強いことが挙げられます。
献身的にパートナーを支えながらも、NOと言うべきところでハッキリ自己主張していきましょう!
癸の仕事:時代を追いかける働き方
癸は流れる存在の雨です。“流れ” や持ち前の柔軟さを活かす為にも、変化の多い環境や流行を追いかけるような働き方に向きます。
時代に合わせて職場や業界を転々としたって良いのかもしれませんし、一つのところに長くいる場合でも広報などでネットやSNSなどを駆使して働けると本領を発揮できることでしょう。
癸は基本的に器用な性格で世渡り上手です。
本業に副業に副々業とあれこれ手を出しても、自分の中の軸を作るようにしブレない自分、NOと言える自分を意識して働くようにしましょう。
言い換えれば、八方美人は禁物と言うことですね。
癸の子育て:挑戦する意欲を育てて!
子育てを考える際には、親と子の両方の側面から考えなければなりません。つまり癸が子育てをする場合と癸の子を育てる場合の2つの側面です。
まずは親が癸の場合を考えてみましょう。
癸は恵みの雨となるようにとても優しく母性的な一面を持っています。良き母、良き父の素質を癸はみな一様に持っているかもしれません。
しかし先にもご紹介した通り、過保護にならないように注意しましょうね。
癸は雨で “流れる” 存在です。故に失敗したら一言目には言い訳をしますし、そもそも何かしらの理由を付けて挑戦しない癸も多く存在するはずです。
そんな都合よく “流れる” ばかりの親を見て子どもはどう育つでしょうか?
子どもの主体性や挑戦する意欲を育てるのは、子育てにおいて必要不可欠です。
この点、「当たって砕けろ」や「失敗から学べ」と言った精神論を親の癸が体現してバランスを取ってほしいものです。
*私の癸の実父を想像して書いております。
さて、癸の子どもを育てる場合ですが・・・こちらについてはぜひ、ご自身でお考えいただきたいと思います。
お一人で考えられるだけのヒントはこれまでに沢山提供しています。ぜひご自身の言葉で癸の子を育てる事について考えてみてください。
6種類の癸の違いを探る
これまで「癸=雨」の構図で話を進めてきましたが、実は一言で癸と言っても四柱推命には6種類の癸が存在することをご存じでしょうか?
またそれぞれ雨の季節感が異なります。
癸丑 → 晩冬の雨
癸卯 → 春の雨
癸巳 → 初夏の雨
癸未 → 晩夏の雨
癸申 → 秋の雨
癸亥 → 初冬の雨
例えば初冬の雨(癸亥)は、寒さも本格化した冬の雨で骨の髄まで凍えるような存在だと私は考えます。
そんなイメージから癸亥は冷静沈着に物事を分析し、時に辛辣な言葉を発する人かもしれません。ウジウジと悩んでいる人にビシッと言える男気のある人を想像します。
原則、私の鑑定では「あなたは初冬の冬だから・・・」と厳密に掘り下げることはしません。ただ、想像力を養うトレーニングとして6種類全ての雨の特徴を考えるのは良いかもしれません。
《まとめ》癸の性格をもっと楽に習得する
さて癸を鑑定する上で暗記すべきは「みのと」という読み方と癸が象徴する「雨」の2点だけです。
その他は、「雨」の特徴からイメージを膨らませるだけでいいのです。
またイメージを膨らませて獲得した癸の性格も1つ1つ暗記する必要はありません。考え方さえ習得出来れば、必要な時に一瞬で雨の性格を列挙することが出来るはずです。
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