《納音を紐解く》全てが白紙に戻る不安定な運気を人生の追い風に変える!|四柱推命|占い

あなたの人生で1からやり直したいこと、白紙に戻したいことはありますか?
納音は「リセット」がキーワードの特殊な運気です。
ただし納音の運気を乗りこなさないと求めていないリセットが訪れてくるかもしれません。
納音の運気を味方にステップアップしていきましょう!
納音とは
教科書的な表現をすると納音(なっちん)とは物事が「白紙に戻りやすい」非常に不安定な運気の事を言います。
納音は60年に1度、60か月に1度、60日に1度巡ってきます。
一般的にはマイナスイメージの強い納音ですが、私の四柱推命では運気の波に乗る絶好のタイミングとしてお伝えしています。
納音のイメージ
「白紙に戻りやすい」と聞くとどんなイメージを抱かれますか?
今まで積み上げてきた努力が水の泡に帰す、別れの訪れ・・・と言ったネガティブなイメージでしょうか?
これも納音の重要な意味合いとなります。
しかし同時に物事を「リセットする」と捉えてみてください。
進路を変える、仕事を変える(転職)、ライフスタイルを変えるなど人生にプラスとなる納音も存在すると考えています。
表面的なイメージ(白紙に戻りやすい)に捉われず、納音の根源の意味を理解しご自身の生活に役立てる必要があるでしょう。

過去に私に訪れた納音を振り返ると様々なことがありましたがいずれも納音の意味に合った出来事ばかりでした。
納音の算出方法
まずは納音の算出方法を解説します。既にご存じの方は読み飛ばしていただいて結構です。
専門的な表現をするならば納音とは天干が自分と同じ十干で地支が沖になる関係の事を言います。
同じ十干が巡るということは通変星では「比肩」で強い自分が現れる時期になります。しかし、その自分を支える地支が冲で非常に不安定になっている状態と言うことです。

難しい表現をしていますがこれからかみ砕いて解説していきますね!
算出の手順
- 「自分」を象徴する自然エネルギーを知る
- 自分と同じ十干を探す
- 自分の十二支と冲になる十二支を探す
1,「自分」を象徴する自然エネルギーを知る
次に紹介する簡易鑑定を使用してあなたを象徴する十干十二支をお調べください。
赤く丸で囲まれた位置にある漢字2文字があなたを象徴しています。ぜひ紙にメモしておきましょう!
命式を作ろう!
次の画面であなたの生年月日をご入力いただき命式を作成してください(時刻は原則不要)。
命式が完成したら次の写真で、赤い丸で囲まれている部分をメモしておきましょう!

2,自分と同じ十干を探す
十干とはあなたを象徴する自然エネルギーの事で簡易鑑定の画面では左側の漢字の事を言います。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10種類ございます。
先ほどメモした十干の脇に同じ十干をメモしてください。

私は「丙寅」なので「丙」とメモしておきます。
3,自分の十二支と冲になる十二支を探す
簡易鑑定で現れる漢字2文字の右側の漢字があなたを支える十二支になります。
またその支えを攻撃する関係の十二支を冲(ちゅう)と呼びます。
冲の十二支は次の図で知ることができます。まずは自分を支える十二支を探し、その対極にある十二支が「冲」となります。

冲の関係になる十二支を見つけたら手順2でメモした十干の隣にメモしましょう。
これであなたにとっての納音が分かりましたね!

私を支える十二支は「寅」です。その対極にある十二支は「申」になりますね。手順2で「丙」をメモしましたので私にとっての納音は「丙申」であることが分かります。
自分の納音の訪れを知る
さてあなたにとっての納音が分かったところでそれがいつ巡ってくるのかを探ってみましょう。
納音の年を知りたい方はこちら

納音の月を知りたい方はこちら

納音に訪れる出来事
それでは納音が巡る時どんな出来事が起こるのでしょうか。
キーワードは「白紙に戻る」、「リセット」です。
個々の出来事の良し悪しは抜きにして見ていきましょう。
知人の体験
高校の同級生が納音の年に入籍、その4年後に離婚しました。
結婚式には私も招待され幸せいっぱいだったのですが、離婚を知り調べてみると納音に入籍していたことが判明!時期をずらして入籍していたら結果は変わっていたかもしれませんね。

契約ごとを納音の年(月や日)に行うのは極めてキケンと言えるでしょう。なんたって「白紙に戻りやすい」のですから・・・
前職の同期が納音の月に一念発起して転職しました。しかもIT系メーカーから生命保険の営業マンに!
安定志向の戊(山の人)で「一生勤めあげる」と入社当時から言っていたのですが、だいぶ思い切って転職したようですね。

自分のキャリアをゼロにリセットしたと解釈するなら他分野への転職に納音は相応しいかもしれませんね。
私の実体験
友人から恋人の関係に発展したその日が納音でした。
友人としての関係が「白紙に戻り」新しい関係性が始まったと解釈しています。
あるコミュニティの発展に尽力していたのですが、事務担当者に嫌われてしまいコミュニティ全体と縁を切ることになったのが納音の月でした。
積み重ねた努力が「白紙に戻った」ことを実感します。
しかしその直後に新しいご縁が繋がり「ご縁の断捨離」ができたと認識しています。

納音は全ての人に平等に訪れます。訪れる出来事の良し悪しは受け取り方次第ですが、人生の転換期になる傾向は非常に強いと感じています。
納音を待つ
さて私の四柱推命で最も大切にしていることは「運気の波に乗る」ことです。
運気の波に乗るとはその年のテーマや意味に沿った過ごし方を心がけ、すべきことを成すようにします。
納音ならば自分から求めて何かを白紙に戻したり、リセットするように行動していきます。
納音に何を求めるか
納音がいつもあなたに巡ってくるか確認されましたか?
まだ確認されていない方はこちらからお調べください。
納音の年や月が分かったら何をリセットしたいか考えてみましょう。
- 人間関係のリセット(離婚や縁切りなど)
- 仕事のリセット(転職など)
- 学業のリセット(文転や理転、進路の変更など)
- 生活のリセット(習い事や悪習など)
出来る限り具体的に求めるようにしましょう。
そして行動する
近々巡ってくる納音に求めるリセットが決まりました。
あとは行動するのみです!
但し他者を巻き込むような場合は相手への配慮を忘れないようにしましょう。
あなたにとって納音でも、相手にとっては平凡な運気かもしれません。
他者に迷惑をかけず「立つ鳥跡を濁さず」と言われるように清くリセットするように心がけましょう。

納音の影響は顕著に現れる運気だと思います。その分生活の変化は大きくなるものの、運気の波に乗る最高の機会となるはずです。
その他の納音:相性納音と宿命納音
さてここまでは特殊な運気としての納音を解説してきました。
特殊な運気とはあなたとその年(月や日)との“相性”で判断します。
と言うことは、人と人の相性にも納音が存在するのです。
また生まれながらに納音を持つ宿命納音があります。
相性納音と宿命納音については鑑定師養成講座の内容になりますので、使いこなしたい方はこちらをご検討ください。
まとめ
納音とは物事が「白紙に戻りやすい」運気の事です。
人生の転換期となるこの納音を使いこなすことで運気の波に乗り大きく飛躍することができるでしょう。
しかし自ら何かを白紙に戻したりリセットしなかった時、大切なコトやヒトが去ってしまうかもしれません。
そうならない為にもあなたに納音がいつ訪れるのかを知り、事前にリセットするコトやご縁を用意しておく必要があります。

納音は決して怖いものではありません。
運気の波を知り乗りこなすことをしっかり意識して四柱推命と付き合って生きましょう!