自分を知る為の四柱推命講座(ラスト1講座)
占いマインド

《 LGBTQ の T 》トランスジェンダーの方を鑑定する時の「性別」に対する考え方

四柱推命には、「性別」が重要な役割を果たす鑑定項目があります。

本人が自覚する性別戸籍上の性別生まれた時の性別・・・どの性別に重きを置き鑑定すべきなのでしょうか?

私の考えを綴ります。

四柱推命鑑定師 しょうへい

型にハマらない自由な四柱推命を通して、どんな相談にもお客様の主体性とモチベーションを引き出すような言葉を紡ぐ占い師。

多くのクライアントから「自分の目指す方向が見えてきました」、「自分の本質を見つめ直すことができた」、「絡まった心の糸がほぐれた」など前向きなコメントが多く届いている。

四柱推命を教える講師としても、「10冊の参考書よりも学びが多い!」とその分かりやすさに定評がある。

なぜトランスジェンダーの「性別」について考える必要があるのか?

四柱推命が形作られた時代に、トランスジェンダーを含む性的マイノリティは社会的に “存在” したのでしょうか?

彼ら/彼女らに対する “配慮” や “認識” を、社会的に意識し始めたのはつい最近の事だと私は認識しています。

四柱推命は東洋の占いですから、中国を中心に考えるわけですが、

やはり私個人的には、四柱推命は「この世には男と女しか存在しない」という前提で作られていると考えています。

そんな四柱推命を使って性的マイノリティの方を鑑定することはできるか。

特に、トランスジェンダーの方は「男女」の境界線を “跨ぐ” 存在です。

温故知新

四柱推命を作った先人たちの叡智は守りつつ、現代社会に合った鑑定を目指す為に「性別」と占いについて考えてみたいと思います。

鑑定師 しょうへい

純粋に「占い×性別」がテーマの記事としてお読みいただけますと幸いです。

どんな方にも寄り添った言葉を届ける為に、型にハマらない自由な四柱推命を目指す私の考えを綴らせていただきます。

四柱推命において「性別」が関わるところ

私の四柱推命に関わらず、(おそらく)全ての流派に共通する「性別」が関わるポイントは2つあります。

  1.  大運(たいうん)
  2.  恋愛運・結婚運

性別と大運の関係

鑑定書(大運)
↑推命NAVIで作成した鑑定書

大運とは10年毎運気テーマ人生の節目を鑑定する項目です。私は必ず鑑定していますし、お客様も大変喜んで頂いている鑑定項目となっています。

この大運は男女によって大きく異なります。

実際に同じ生年月日で作成した大運を男女別に比較してみましょう!

【男女別大運比較】

次にご紹介する2枚の画像をご確認ください。注目すべきは赤い四角で囲まれた2か所です。

【ポイント①】

「男性」で作成した大運は順行10年となり、女性で作成した大運は逆行1年となりました。

「順行、逆行」は画像中央に赤い四角で囲われた干支の並び方に影響します。

この結果、干支の右側に並ぶ通変星十二運星と言った星も、男女で変わることが分かりますね。

【ポイント②】

「〇〇年」は大運の切り替わる時期に影響します。この結果、人生の節目がズレてしまう原因になります。

詳しい話はさて置き、男女によって大運が大きく変わるということが分かりました。

鑑定師 しょうへい

この点に関してトランスジェンダーの方はどのように性別を “設定” して鑑定書を作成するべきでしょうか?

性別と恋愛運・結婚運について

恋愛運と結婚運は、先述した大運の様に鑑定書が変わることはありません。

ただ、男女によって恋愛運と結婚運を象徴する星が異なるのです。

【男女の恋愛運・結婚運】

男性の恋愛運 → 偏財
男性の結婚運 → 正財

女性の恋愛運 → 偏官
女性の結婚運 → 正官

この恋愛運・結婚運の有る無しで、恋の仕方や “上手さ” 、結婚の吉凶や時期などを鑑定します。

ですから、たとえ【偏財】を持っていても、性別次第で恋愛運の有り無しが変わってしまうことになります。

こうなってしまうと、アドバイスの仕方や開運方法も大きく異なってしまいますよね・・・

鑑定師 しょうへい

大運の時と同じく、トランスジェンダーの方の性別をどのように受け止めるかを考える必要があると思います。

「性別」が関わる鑑定箇所

  •  大運と恋愛運・結婚運が「性別」の影響を受ける
  •  大運は男女によって干支の並び順や、人生の節目が異なる
  •  恋愛運・結婚運は男女によって象徴する星が異なる

トランスジェンダーの方を鑑定する

私の考えは実にシンプルです。

大運は生を受けた時の性別を、恋愛運・結婚運は今の【心の性別】を軸に鑑定します。

大運は生を受けた時の性別を鑑定する

大運の根本的な考え方をご存じでしょうか?

生まれた日から12ヶ月間がその人の一生を象徴する

ですから、生まれた時の性別と今の体や心の性別が異なっていたとしても、生まれた時の性別を軸に鑑定書を作る “べき” と考えます。

とは言え、可能ならば男性・女性の両方で設定した鑑定書を作成しても良いはずです。

ご本人の人生の節目や10年毎の生き方などを加味して、どちらの大運を採用するか決めても全く問題ないでしょう。

恋愛運・結婚運は今の【心の性別】を軸に鑑定する

なぜ【心の性別】を軸に鑑定するかと言えば、恋愛も結婚も心でするものだと私は考えるからです。

もちろん「お客様に寄り添った鑑定をしたい」、「型にハマりたくない」と言った私のエゴも介在するはずです。

「官星(偏官、正官)と財星(偏財、正財)の成り立ちから考えるべき」と仰る占い師や、全く異なる知見から異論を唱える占い師もいらっしゃると思います。

その点、占いには「正解」が存在しないわけですから様々な角度から自由に考えたいですね!

トランスジェンダーの性別の捉え方

  •  大運は生を受けた時の性別を採用する
  •  恋愛運・結婚運は今の【心の性別】を採用する
  •  いずれも私の考えであり、他の考え方があっても良い!

《まとめ》トランスジェンダーの方を鑑定する時の「性別」に対する考え方

占いには「正解」が存在しません。

私はそれが占いの魅力の1つだと感じています。

だからこそ「大先生はこう言ったから」、「由緒正しい四柱推命の本にそう書いてあったから」と他人の意見に依存しないでほしいと思います。

人の心はもちろん、社会の変化にも目を向け自分なりの「考え」を占い師は持つべきだと私は考えます。

そしてお客様に寄り添った鑑定を行い、大切に言葉を紡いでいきたいものです。

四柱推命と性別
  •  四柱推命では大運と恋愛運・結婚運に性別が関わる
  •  大運は生を受けた時の性別を採用すべき
  •  恋愛運・結婚運は今の【心の性別】を採用すべき
  •  いずれも、私の考え方であって違う意見があってもOK
  •  でも、しっかり自分で考えてほしい

型にハマらない、自由な四柱推命を学ぶなら

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