四柱推命の【通変星】とは何か?通変星の学び方・鑑定方法を解説します

『四柱推命のプロを育てる専門家』が、四柱推命の最難関とも言える通変星(つうへんせい)の学び方と鑑定方法をお伝えします。

暗記に頼らない実践的な通変星をお伝えします!

四柱推命のプロを育てる専門家
持木しょうへい

当たる四柱推命の【占いスキル】はもちろん、知識に依存しないお客様と向き合う【鑑定スキル】に重きを置く教授法に定評がある。

また四柱推命のみならず、発信や商品作りなどの【集客スキル】にも長け、生徒の四柱推命起業を伴走するプロ講師。

目次

そもそも【通変星】で何が分かるのか?

そもそも通変星に10種類あることをご存じですか?

まず四柱推命において通変星と言うのは次の星の事を指します。

10種類の通変星

  • 比肩(ひけん)
  • 劫財(ごうざい)
  • 食神(しょくじん)
  • 傷官(しょうかん)
  • 正財(せいざい)
  • 偏財(へんざい)
  • 正官(せいかん)
  • 偏官(へんかん)
  • 印綬(いんじゅ)
  • 偏印(へんいん)

通変星はこの10種類ありますが、人はその内の “5つ” の通変星を生まれ持つことになります。生まれ持つ5つの通変星は重複することもありますから、実際に命式に登場するのは5種類以下になることも十分あり得ます。

▲赤い四角で囲まれた部分が通変星

しょうへい

実際、私も通変星が重複していますから正官・印綬・食神の3種類しか持っていないのです。

我々占い師は、命式に並ぶ通変星の【位置】や【バランス】を見て鑑定しています。

因みに、

命式に並ぶ通変星のパターンは単純計算で10万通り(10の5乗)ですが、その全パターンを覚える必要はありませんからご安心ください。

さて、この10種類の通変星を基に何をひも解くことができるのでしょうか?

通変星でひも解けること

  • 恋愛運
  • 結婚運
  • 仕事運
  • 価値観
  • 判断基準
  • 第一印象
  • 配偶者に求めるもの
  • 子育て/育て方
  • 年代別の人生のテーマ
  • 自分に足りないもの
  • 得意不得意
  • 相性
  • ご先祖様から授かった能力
  • 表の面と裏の顔
  • 開運方法・・・

思いつくだけ書き記しましたがもっとあるかもしれませんね。

また恋愛運1つとっても、恋愛運の有無の他に恋愛の傾向距離感の縮め方など、さらに深掘りすることが可能となります。

色々と奥深いのが通変星ですが、習得や鑑定のハードルは決して高くはありません

通変星の概要をご理解いただいたところでまずはどう通変星を活かせばよいのか、『開運の心得』と題して通変星をご紹介いたします。

【通変星】の開運の心得

人はみな5つの通変星を生まれ持ちますが、星があなたの為に “勝手に” 人生を開拓し幸せへと導いてくれるわけではありません。

私は通変星を「人生のツール」と定義しています。ツール、即ち道具ですから意識的に “使う” 事が求められます。

それが生まれ持った通変星の活かし方であり、私がお伝えしたい『開運の心得』となります。では、具体的に「使う」には何をすればよいのでしょうか?

ここからは具体的な通変星の使い方をご紹介いたします。

ご自身の為に四柱推命を使われる方はもちろん、家族の為、お客様の為に四柱推命を使う方も次の3ステップを意識して通変星と向き合うことをおススメいたします。

【ステップ1】生まれ持った通変星を知る

まずはあなたご自身の生年月日を基に命式を作成してみましょう。

次の画面に生年月日性別をご入力の上「鑑定」ボタンを押してください。

極稀に「入力された日付は節入り日という特殊な日の為…」と表示されることがございます。この場合、大まかな出生時刻もご入力ください。ご不明な場合は「10時00分」とご入力ください。

出来上がった命式はスクショしておくと便利です!

【ステップ2】通変星の適切な “使い方” を知る

続いて通変星の個性性質を知りその使い方を探っていきます

全てをこの場で語ると長くなりますから、まずは次の一覧から大まかなイメージを掴んでみてください。

通変星コメント
比肩マイペースな「自分」を大切に生きる
劫財明確な目標に向かって他者を巻き込んで生きる
食神人生にワクワクを求めて生きる
傷官繊細な自分を大切にしてくれる人と共に生きる
正財何事も積み重ねを意識して生きる
偏財人との関わり合い意識して生きる
正官お金よりも社会貢献を意識して生きる
偏官何事も行動で示すように生きる
印綬いつも冷静に、人に優しく生きる
偏印自分の個性を活かせる環境で生きる

ここで注目すべき通変星は、命式の中で複数持つ星や「今の私に必要そう!」と感じる星のコメントをチェックしておきましょう!

【ステップ3】実際に通変星を “使う”

生まれ持った星の使い方が分かったところで、実際に生活に落とし込んで使い方を探っていきます。

まず意識して頂きたいのは、可能な限り仕事プライベートの両方で通変星を使うことを目指していただきます。万が一、仕事では使いずらい通変星があるならプライベートで積極的に使っていきましょう!

私の場合、正官・印綬・食神を持ちますから・・・

  • お金よりも社会貢献を意識し(正官)
  • いつも冷静に、人に優しくし(印綬)
  • 人生にワクワクを求めて生きる(食神)

私にとって占い師ワクワクする(食神)仕事ですし、人の為に何かしたい気持ち(正官)で起業しました。

鑑定中は常に冷静に(印綬)お客様と向き合いますから、仕事上では3つの星を全て使いこなせていると自分では評価します。

続いてあなたの番です。

命式に表れた通変星を仕事、またはプライベートで上手に使えていらっしゃいますか?

もし使えていない星が見つかったら、私の解説をしっかりご理解いただき積極的に活かしていきましょう!

【通変星】の正攻法!習得できる人はこう学ぶ

私は『四柱推命のプロを育てる専門家』として多くの方に四柱推命を教えてきました。

プロとして独立した方もいらっしゃいますし、家族や友人を支える為に四柱推命を使っている方もいらっしゃいます。

そんな私の経験を基に、通変星の学び方についてご紹介いたします。

学び方の正攻法だけをお伝えしても良いのですが、挫折しがちな学び方もしっかり理解し「避けて通る道」も知って頂きたいと思います。

【通変星】挫折する人の学び方

暗記タイプは挫折しやすい

独学で学ばれてきた方に多いのですが、テキストやネットに書かれる解説文を一言一句漏らさず覚えようとするのは【挫折する人】学び方です。

たとえ暗記できたとしても、実際の鑑定でお客様のお悩みがテキストの内容と一致することはまずありません。

鑑定の幅を広げる為にも【暗記】に頼らない学び方を求めてください。

しょうへい

知って楽しむ分には自由に学んで頂いて良いと思います。ただその先に鑑定する “誰か” がいらっしゃるなら暗記は最小限にすべきと私は考えます。

それでは、通変星を習得する為の正攻法とは何でしょうか?

【通変星】習得する人の学び方

想像する人は習得できる

習得する人の学び方、それは通変星の人物像を作って学ぶことです。

比肩ならば比肩の特徴や性格を理解して、架空の【比肩さん】を作り上げます。

そして、この【比肩さん】がどんな恋愛をし、どんな仕事に向くのかと想像することが通変星、もとい四柱推命を習得する正攻法なのです。

暗記型と違い、型にハマった知識に依存しないから自由度が高く実際の鑑定でも応用が利きやすくなります!

と言うことで、

これから10種類の通変星をご紹介していきますが、私が書き記す文字を一言一句暗記する事はしないでください。

私の言葉を通して通変星のイメージを捉え、星の人物像を作るように読み進めて頂きたいと思います。

通変星習得の正攻法をご理解いただいたところで、実際に10種類の通変星を深掘りしていきましょう!

通変星の学び方のポイント

  • 暗記する人は挫折しやすい
  • 暗記した知識は実際の鑑定で使えない
  • 暗記する事よりも想像する事に重きを置く
  • 通変星を人物として捉え、その “人” の人生を想像するのが正攻法

【通変星】をジャンルごとに学ぶ

実際に通変星を学んでいきましょう。

まずは第一段階として、10種類の通変星を2つの方法でジャンル分けしていきたいと思います。

通変星の成り立ちで分ける5つのジャンル

10種類の通変星は5つのジャンルに分ける事ができます。5ジャンルの違いは、【自分】を象徴する自立星(比肩、劫財)との関係によるものです。

細かい成り立ちは後述しますが、まずは5つのジャンルに触れてみましょう。

ジャンル通変星
自立星比肩、劫財
遊星食神、傷官
財星正財、偏財
官星正官、偏官
印星印綬、偏印

命式に並ぶ通変星はバラバラでも、5ジャンルで分類したら「偏ってる!」なんてこともあります。

この様にジャンルの【バランス】を鑑定する手法は最後にご紹介しますね!

正統派 と 異端派で分ける2つのジャンル

続いて10種類の通変星を2つのジャンルに分けてみます。その分け方は【正統派の星】【異端派の星】かです。

正統派が良くて異端派が悪いという差はありません。

5つのジャンルと同じように【バランス】を鑑定する目的で使用します。

正統派の星異端派の星
比肩劫財
食神傷官
正財偏財
正官偏官
印綬偏印

正統派の星ばかり命式に並ぶ人は真面目過ぎて息苦しさを感じる人生かもしれません。

一方で異端派の星ばかり命式に並ぶ人は会社勤めなど敷かれたレールは走れないタイプかもしれません。

と言った具合に命式を俯瞰する際に使用します。

しょうへい

私はこの2つのジャンルを学生に例えて・・・
風紀委員(正統派)とヤンキー(異端派)と比喩しています。

結構、的を得た表現だと自画自賛しています。

通変星のジャンル分け

▼5つのジャンルに分ける

  • 【自分】を象徴する自立星との関係によって分けられる
  • ジャンルの偏りを見て【バランス】を鑑定することもある

▼2つのジャンルに分ける

  • 正統派の星と異端の星に分けられる
  • その違いに吉凶は存在しないが、偏りがあれば生き方に特徴がみられるかも

【通変星】を3つのキーワードで学ぶ

さぁ、お待たせいたしました。具体的に10種類の通変星を学んでいきましょう。

先ほどご紹介した正攻法を覚えていらっしゃいますか?

でしたね。

先述したジャンル分けの他に3つのキーワードをご提供します。ゆっくり、焦ることなく四柱推命の世界を楽しみましょう!

自立星:【自分】を象徴する星

比肩、劫財

5つのジャンル分けの【主軸】となるのがこの自立星(じりつせい)です。自立星は【自分】を象徴しますから正に強い自分の持ち主と言えるわけです。

そこで比肩や劫財を持つ人は・・・

良く言えば悪く言えば
強い信念の持ち主我が強い
自立心が強い(他人に依存しない)融通が利かない

言ってしまえば我が道を行くタイプの星であり、強い【自分】を充分に発揮できなければ強いストレスを感じます。

自立星を持つ人は、【自分】を突き通せる環境を探す/作ることが求められます。

比肩の性格と3つのキーワード

正統派の自立星

比肩(ひけん)の性格を一言で言い表すなら「自分は自分、他人は他人」です。比肩の強い【自分】はどちらかと言うと自己完結型のマイペースなのです。

そんな比肩を探る為の3つのキーワードは

自分、自由、負けず嫌い

それでは比肩の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

劫財の性格と3つのキーワード

異端派の自立星

劫財(ごうざい)は比肩の【自分】に【人】の要素を加えた星になります。要は、自分の目的を達成する為に他者を巻き込むことができるタイプの星と言うことなのです。これが自己完結型の比肩との違です!

そんな劫財を探る為の3つのキーワードは

自分、リーダー、腹黒い

それでは劫財の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

遊星:【自分】が生み出す星

食神、傷官

【自分】から流れ出る/生み出る星がこの遊星(ゆうせい)です。

自分から出ていくものですから表現が得意な星として有名です。また自分を解放するという意味では遊び上手な性質も兼ね備えています。

そこで食神や傷官を持つ人は・・・

良く言えば悪く言えば
自己表現が得意自分の要求ばかりになる
芸術面での才能がある強制されるのが苦手

表現に携わる仕事をするならぜひ1つは欲しい星でありますが、この星の使い処が無ければただ愚痴を言うだけの “自己表現” になってしまうかもしれません。

遊星を持つ人は【自分】を上手に表現できる手段を見つけ、その手段を磨き続けることが求められます。

食神の性格と3つのキーワード

正統派の遊星

食神(しょくじん)はとっても遊び上手な星です。その理由は持ち前の表現力にも関わるのですが、【自分】が生み出す星と言うことで「子ども」を象徴する星でもあるからです。

そんな食神を探る為の3つのキーワードは

子ども、表現、遊び

それでは食神の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

傷官の性格と3つのキーワード

異端派の遊星

傷官(しょうかん)は食神と同じく表現力の高い星ではありますが、食神との違いにその繊細さがあります。繊細ゆえに心も傷付きやすいのも傷官の特徴です。

そんな傷官を探る為の3つのキーワードは

繊細、反骨精神、表現

それでは傷官の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

財星:【自分】が狩る星

正財、偏財

正式な言い方をすると【自分】が剋する(攻撃する)関係にあるのが財星です。要は自分から狩る/取りに行く存在の星ですからお金人脈がキーワードとなります。

四柱推命における金運はこの財星ですし、人の運を持つということでコミュニケーション能力も高い傾向にあります。

そこで正財や偏財を持つ人は・・・

良く言えば悪く言えば
人当たりが良い八方美人になりがち
計算、計画が得意損得で判断しがち

金運や人脈を象徴するのですから人生の成功に欠かせない星かもしれませんね。ただ自分の利益ばかりを優先して周囲の信頼を裏切るような真似だけはしないように注意したいです。

財星を持つ人は公私ともに【人】と積極的に関わっていくことが求めらえます。金銭面にしても自分の欲求をコントロールしましょう。

正財の性格と3つのキーワード

正統派の財星

正財(せいざい)の特徴は積み重ねです。500円玉貯金をするような地道な金運と、1人ひとりと丁寧に向き合うコミュニケーションが得意な星です。

そんな正財を探る為の3つのキーワードは

真面目、堅実、狭く深く

それでは正財の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

偏財の性格と3つのキーワード

異端派の財星

偏財(へんざい)はとにかくどんぶり勘定です。稼いだ分だけしっかり使うそんな金運の持ち主であり、人脈も広く浅くを求めるタイプと言えそうです。その分、コミュニケーション能力は10種類の通変星の中でピカイチと言えるでしょう!

そんな偏財を探る為の3つのキーワードは

コミュニケーション、どんぶり勘定、流動性

それでは偏財の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

官星:【自分】を攻撃する星

正官、偏官

正式な言い方をすると【自分】を剋する(攻撃を受ける)関係にあるのが官星です。【自分】を抑制する、または律する存在の星とイメージしておきましょう。

なかなかお堅い表現をしましたが、官星を持つ人は生真面目で常識人と言えます。その反面、ルールモラルに捉われすぎて自分のホンネを言えなくなるのが玉にキズ。

そこで正官や偏官を持つ人は・・・

良く言えば悪く言えば
真面目で信頼度抜群融通が利かない
行動力、実行力がある考えるのが苦手

お堅い印象から役所仕事法律関係など真面目さが求められる業界に向く星と言えます。ただ人生息抜きも必要ですから、仕事で気張った分プライベートでしっかりリラックスしてください。

官星を持つ人は自身の真面目さを大切にしつつも角が立たないように過ごしましょう。

正官の性格と3つのキーワード

正統派の官星

正官(せいかん)は10種類の通変星の中で最も位が高い星と言われております。実際の育ちは関係なしに、所作に品あり “育ちの良さ” を感じるほどです。そんな生まれ持った品位を上手にコントロールし生きていくことが求められます。

そんな正官を探る為の3つのキーワードは

プライド、組織、社会貢献

それでは正官の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

偏官の性格と3つのキーワード

異端派の官星

偏官(へんかん)はバイタリティに溢れる星です。考える事は少し苦手な性質を持ちますが、その分行動で示すタイプ星と言えるでしょう。仕事もプライベートもアクティブに過ごせると上手に偏官を使っていけそうですね。

そんな偏官を探る為の3つのキーワードは

行動、競争、集中力

それでは偏官の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

印星:【自分】を生み出す星

印綬、偏印

【自分】を生む、形作る星が印星であり、その中に印綬は母親を象徴する星として知られています。また遊星のアウトプットに対し、印星はインプットとなりますから学びや経験など【自分】を高めるのに必要な星とも言えるでしょう。

そこで印綬や偏印を持つ人は・・・

良く言えば悪く言えば
好奇心が強く頭が良い頭でっかちになりがち
常に冷静沈着に物事を考えられる行動力に欠ける

どちらも知的欲求が強い星となります。知りたい事やりたい事は何でも取り組み、学んだ知識や経験を自身の “血肉” とする姿勢で開運します。

実は同じ印星の印綬と偏印ですがその性質は大きく異なることがあります。印綬は知力・学力と言った頭の良さに対し、偏印はゼロから物を生み出す頭の良さがあります。

2つの星の共通点と相違点を探しながら学んでみましょう!

印綬の性格と3つのキーワード

正統派の印星

印綬(いんじゅ)は頭脳明晰でとても頭の良い星です。「私は頭が良くありません」と謙遜する方も実は物事を冷静に捉え分析することが得意だったり、順序だてて説明することが得意だったりします。

そんな印綬を探る為の3つのキーワードは

頭脳明晰、名誉、母性

それでは印綬の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

偏印の性格と3つのキーワード

異端派の印星

偏印(へんいん)はとても個性の強い星です。常識に捉われることなくオリジナリティを活かした生き方が求められます。自立星と異なる意味で「我が道を突き進む」を目指してほしいです。

そんな偏印を探る為の3つのキーワードは

創造力、変化、倒食

それでは偏印の3つのキーワードから基本的な性格、恋愛、仕事、子育てについてご紹介いたします。

【通変星】プロが実際に使う鑑定法

ここまで10種類の通変星を様々な角度からご紹介してきました。

全てを一気に学びきるよりも、まずはご自身がお持ちの星を中心に習得をを目指してみましょう!

ここからは通変星の鑑定方法についてご紹介いたします。実践的な内容となりますから楽しみにしてください!

そして学んだ分は、ご自分やご家族の為にしっかり使ってくださいね。

【通変星】のバランスを鑑定する

5つのジャンルで鑑定する方法

先にご紹介した通変星の5つのジャンルは覚えていらっしゃいますか?

10種類の通変星を、自立星、遊星、財星、官星、印星の5つのジャンルに分けましたよね。

同じ通変星でもその位置によって影響力の違いはありますが、まずはお持ちの通変星のを集計し【有るジャンル】と【無いジャンル】を把握します。

そして【有るジャンル】の特徴は活かし【無いジャンル】の特徴は補うことを考えていきます。

それではジャンルの【有る】と【無し】を確認いただいたところで実際にバランスを鑑定してみましょう。

まずはジャンルが【有る】場合の特徴を見てみましょう。

ジャンル【有る】場合の特徴
自立星強い信念の持ち主
遊星自己表現が得意
財星コミュニケーションが上手
官星行動力がある
印星考えるのが得意

これらの特徴をご自身の【強み】と理解し、仕事や私生活で活かすことが求められます。

【有る】ジャンルの特徴は確かに【強み】となりますが、“有りすぎる” のは決して良いと言えるものではありません。

ジャンルの特徴は過剰に現れてきますからご自身でその影響をコントロールすることが必要となります。

しょうへい

私は遊星、官星、印星を持ちますから自己表現、行動力、考えることが私の強みとなりますね!

こうやって四柱推命を自分の言葉で表現しているは、遊星と印星を活かせている証拠でしょうか?

続いて【無い】場合の特徴を確認してみましょう。

ジャンル【無い】場合の特徴
自立星自分が弱く人に合わせがち
遊星自分を解放するのが苦手
財星人やお金に興味が無い
官星行動力までに時間が掛かる
印星考える/学ぶのが苦手

これらの特徴を【弱点】と解釈する必要はありませんが、自分の苦手な事を理解し意識的に補ってみたり周囲の人に助けを求められたら良いと思います。

自分に【無い】星を補うことで開運が期待できるのは事実なのですが、【無い】ことで困っていないなら無理して補う必要もないと私は考えております。

しょうへい

私は自立星が無い人なのですが四柱推命で自分の特徴を客観視できるまで、人に合わせすぎてしまって苦しい想いをよくしておりました・・・

そこで人生の優先順位を決めて【自分】を守る事を意識的に行ってきた経緯がございます。

【通変星】のバランスを鑑定する

  • 【有る】ジャンルの星と【無い】ジャンルの星を理解する
  • 【有る】ジャンルの星はその特徴を【強み】として活かしていく
  • 【無い】ジャンルの星は自分で、または周囲の力を借りて補う
  • ただし、【無い】ことで困っていないなら気にしないのもOK!

【通変星】の位置で鑑定する

同じ通変星でも命式に並ぶ位置によってその意味が異なります。

通変星のバランスを鑑定しその人の大まかな生き方や得意不得意を把握したなら、相談テーマに合わせて鑑定する星を変えていきます。

位置によって分かること

  • 価値観、判断基準
  • 仕事のスタイル
  • 恋愛の傾向
  • ご先祖様から授かったモノ
  • 年代ごとの人生のテーマ
  • 表の顔と裏の顔

今日は比較的わかりやすい「年代ごとの人生テーマ」「表の顔と裏の顔」についてご紹介いたします!

【通変星】年代ごとの人生のテーマを探る

一番最初に作成いただいた命式の上部に【年柱】、【月柱】、【日柱】と表示されているのがお分かり頂けるかと思います。

この柱には様々な意味があるのですがその1つが「年代」です。

柱が意味する年代

  • 年柱→ 0歳~30歳
  • 月柱→ 30歳~60歳
  • 日柱→ 60歳~

細かい年齢に捉われず「独り立ちするまで(年柱)」「働き盛り(月柱)」「引退後(日柱)」と捉えて頂いても良いかと思います。

では、実際に何が人生のテーマなのかと言えば、先ほどご紹介した通変星の3つのキーワードなのです。

3つのキーワードを振り返り、人生のテーマにしやすいものを基に日々の過ごし方を考えてみませんか?

しょうへい

私はまだ働き盛りの年齢ですから、月柱に並ぶ【印綬】と【正官】が人生のテーマと言うことになりますね!

そして【正官】のキーワードは「プライド」、「組織」、「社会貢献」でしたから、一番人生のテーマにできそうな「社会貢献」を意識して日々生きております。

【通変星】で探る表の顔と裏の顔

「年齢ごとの人生のテーマ」を縦軸で(柱ごとに)鑑定しましたが、次は横軸で鑑定し人の「表の顔と裏の顔」を探ってみようと思います。

何かを企むような腹黒い人を見つけ出す鑑定方法の様に聞こえてしまいますが、あくまでも第一印象と仲良くなった後の素の顔の “ギャップ” として捉えてみてください。

「表の顔と裏の顔」の見方

5つの通変星が上下二段で並んでいることが分かりますよね?

この「上の段」の2つの通変星を【表の顔】とし、「下の段」の3つの通変星を【裏の顔】として考えていきます。

具体的な鑑定方法は上の段と下の段の通変星の “ギャップ” です。

たとえば上下で【正統派の通変星】【異端派の通変星】がキレイに分かれていれば、第一印象と素の顔に “ギャップ” がありそうとなるわけです。

同様に、上の段が正財や偏財の【財星】で下の段が比肩や劫財の【自立星】の場合、「表面的には話しやすいが根っこの部分は我が強そう…」と5つのジャンルでも気が付くことがあるはずです。

しょうへい

私は上の段も下の段も【印綬】と【食神】が並んでいますから “ギャップ” 無しと鑑定できます。

とは言え、人間ですから多少の “ギャップ” は有ると思いますけどね!

位置で鑑定する通変星まとめ

▼年代ごとの人生のテーマを探る

  • 【年柱】0歳~30歳の自立するまで
  • 【月柱】30歳~60歳の働き盛り
  • 【日柱】60歳~の引退後
  • 柱に並ぶ通変星の3つのキーワードからヒントを得て人生のテーマを探る

▼表の顔と裏の顔

  • 上の段の2つが【表の顔】
  • 下の段の3つが【裏の顔】
  • 上下に並ぶ通変星のジャンルに目を向け、表裏の “ギャップ” を探ります。

【通変星】のその他の鑑定法

ここまで2つの鑑定法をご紹介しましたが、通変星の鑑定法はまだまだ存在します。

最後に、私が普段使っている【通変星】の鑑定法を一覧にしてご紹介いたします。

しょうへいが使う通変星の鑑定法

  • 通変星のバランス
  • 年齢ごとの人生のテーマを探る
  • 表の顔と裏の顔
  • 通変星の位置とその意味
  • 十二運星と組み合わせて鑑定する
  • 干支と組み合わせて鑑定する
  • 運気と組み合わせて鑑定する
  • 縦に並ぶ2つの組み合わせ
  • 横に並ぶ2つの組み合わせ
  • 相性

まだまだ奥が深いのが通変星であり四柱推命です!

まずは今できる事を求めて四柱推命を楽しんでいただきたいと思います。

▼通変星をクリックすると各星の解説ページに移動します。

比 肩劫 財
食 神傷 官
正 財偏 財
正 官偏 官
印 綬偏 印

確実に【通変星】を習得し鑑定したい方へ

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