自分を知る為の四柱推命講座(ラスト1講座)
ノウハウ・運勢

<空亡論>子丑空亡の「穴」、父・目上の存在との関係を考える

空亡とは誰しもが生まれ持った「穴」のこと

空亡を使ってご縁に空く「穴」を探る

四柱推命鑑定師 しょうへい

型にハマらない自由な四柱推命を通して、どんな相談にもお客様の主体性とモチベーションを引き出すような言葉を紡ぐ占い師。

多くのクライアントから「自分の目指す方向が見えてきました」、「自分の本質を見つめ直すことができた」、「絡まった心の糸がほぐれた」など前向きなコメントが多く届いている。

四柱推命を教える講師としても、「10冊の参考書よりも学びが多い!」とその分かりやすさに定評がある。

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空亡とは

空亡は様々な占いで採用されている考え方ですが、その重要度についてはその手法や流派、個人の鑑定師によって大きく異なります。

私の四柱推命では空亡を基に運気の波、他者とのご縁、方位を探るために使用します。

この記事では空亡を基に他者とのご縁に空く「穴」を探り、同時に困った時に誰に頼るべきかを考えていきます。

自分の空亡を知る

まずはご自身の空亡を知ることから始めて観ましょう。

空亡は全部で6種類あります。

空亡図(簡易版)

子丑空亡、寅卯空亡、辰巳空亡、午未空亡、申酉空亡、戌亥空亡です。

次に紹介する簡易鑑定のページに進み生年月日を入力してください。

画面左上にある「天中殺」に表示される2つの空亡の内上段の空亡があなたの「穴」に相当します。

(一社)日本占道協会が提供する簡易鑑定より命式を作成してください

次の写真で赤丸で囲われた部分があなたの空亡になります。

「穴」と共に生きる

空亡は様々な使い方があります。

空亡だけで成立する占いもあるほどですので、その奥深さは果てしないのでしょう。

空亡の概要について知りたい方はこちらをどうぞ

<空亡論>生まれ持った「穴」と共に生きるとはそういうことか? 空亡、それは誰しもが持つ「穴」の事 「穴」があるから得意不得意があり、運気も乱れる。 そして人はみな不完全と言うことの表れ...

子丑空亡の「穴」:父・目上の存在

子丑空亡のご縁に空く「穴」は『父・目上の存在』です。

父親や会社の上司や先輩など目上の存在とのご縁が欠けている、または非常に薄い傾向にあります。

10代20代は周囲に年上や目上の存在が多く、子丑空亡の「穴」を強く実感されることが多いかと思います。

しかし年を重ねるごとに自分が上に立つ立場となり、運気にも変化が訪れるようになります。

鑑定師 しょうへい

私の周囲に子丑空亡が複数名いますが「穴」の影響を強く受けている人、全く影響を受けていない人がいてその差は大きく分かれてしまいます。

父・目上の存在との縁が欠けるとは

上からの引き合いを受けづらいと認識しておきましょう。

悪い例では虐待やパワハラが挙げられますが、往々にして父親や先輩・上司が人生のキーパーソンにならないケースが多いようです。

たとえ信頼できる先輩や上司が居ても頼り過ぎないように注意したいですね。

父親との縁の欠け方

父親の居ない母子家庭で育つことが一番分かりやすい例ではありますが極めて稀です。

必要な時(母親との軋轢や学校でのいじめなど)に父親が助けてくれないことが多いようです。

また父親が家業を営んでいる場合、例えあなたが長男であっても2番目や3番目の兄弟姉妹にそれを継がせるようなこともあります。

目上の存在との縁の欠け方

ライフステージに応じて目上の存在は変化していきます。

学生時代なら部活動の先輩、会社員ならば上司と一言で目上と言ってもその種類は様々ですね。

また結婚後の義理の両親もこの目上の存在に含まれます。

そしてこれら目上の存在とトラブルになりやすい傾向が強いと考えます。

鑑定師 しょうへい

トラブルを恐れて関わらないようにすることはお勧めしません。要は距離感や依存度を注意しておく必要があります。

欠けたご縁を活かす

「穴」を塞ごうとしてはいけません。これもまたあなたの一部なのです。

さて子丑空亡の「穴」の活かし方ですが一番分かりやすい手段が「自立・独立」です。

自立や独立を意識し父や目上の存在に頼らない生き方を目指すことが子丑空亡にとって本領を発揮する術となることでしょう。

また子丑空亡の子を持つ親にはそんなことを意識した子育てをおススメしています。

鑑定師 しょうへい

私の身近に子丑空亡がいます。この人は早くから独立開業し目上の存在に頼らない生き方をしています。本人に話を聞くと「今まで親や上司に恵まれなかったから自分でどうにかするしかなかった」とのこと。

子丑空亡に必要なご縁:子ども、目下の存在

さて6種類の空亡を円形に並べた時、対極にある空亡が欠けているご縁を求める傾向にあります。

これを「必要なご縁」と解釈し、困った時の相談相手などに選ぶと良いアドバイスがもらえるかもしれません。

困った時の相談相手

子丑空亡の場合、対極にある空亡は午未空亡です。

そして午未空亡が欠けているのは「子ども、目下の存在」になりますので、子丑空亡には子どもや目下の存在が必要と解釈します。

その為か子丑空亡は子どもを強く求めますし、子どもとの相性も良い傾向にあります。

また凡庸なアドバイスになりますが子丑空亡は年下(目下の存在)を大切にするべきでしょう。

あなたが年上だから、先輩・上司だからしっかりしなければと見栄を張ってはいけません。

後輩や部下とフランクな関係作りを目指しいつでも相談できる間柄を大切にしましょう。

鑑定師 しょうへい

分け隔てなく誰とでも仲良くすべきではありますが、年下や後輩との関わりも子丑空亡にとっては必要な開運になります。

まとめ

子丑空亡の人は「父・目上の存在」とのご縁が欠けている、またはご縁が薄い傾向にあります。

「穴」の影響の現れ方には人によって大きく異なりますが、父親や目上の存在に何か特別なことを期待しない方がいいでしょう。

子丑空亡の「穴」の活かし方として早くから自立や独立を意識した生き方を目指しましょう。

また子丑空亡の子を持つ親にはそれを意識した子育てが(私の四柱推命的には)求められます。

とは言え誰かに頼ることも人生においては必要な事です。そんな時には年下や後輩など目下の存在に心を開くようにしましょう。

そしていつでも相談できるような関係性を普段から築くようにしたいですね。