四柱推命に登場する星の中で最も強い星が通変星の劫財と十二運星の帝旺です。
どちらもエネルギッシュ故に上手に使いこなさないといけない星。
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もくじ
星の概要
劫財と帝旺はどちらも強くハッキリと影響が出やすい星です。劫財×帝旺の両方を同じ柱に(特に月柱)お持ちなら意識的に星を使いこなす必要があるでしょう。
まずは星の概要をお話します。四柱推命に精通している人も改めて2つの星に考えを巡らせてみましょう。
劫財:人をまとめる親分肌の人
劫財(ごうざい)とは比肩(ひけん)と共に自立星に属する星です。自分の中に強い芯を持ち自分の手で人生を切り開いていくようなタイプの星です。
また四柱推命では「財」は人を表しますので劫財を使いこなすには「人」も意識しなければいけません。
自分の目標に向かって人を巻き込みながら歩みを進める・・・だから劫財は社長業に向くと言われるのですね。
帝旺:王様の星
十二運星は人のライフサイクルを表しており、帝旺はその中でも最も強くエネルギッシュな星です。
よく王様の星、頭領の星と言われます。
劫財と同じく人を引っ張る牽引力を持つ星ではありますが、帝旺のエネルギーを上手にコントロールできないとただのワガママになりかねません。
民に慕われる一国の王になるのか、はたまた独裁的な支配を行う一国の王になるのかは本人の器にかかっています。
劫財×帝旺の意味
劫財×帝旺を同じ柱に持つ場合その影響力はとても大きくなります。
先に紹介した通り、劫財は強い自我と人を引っ張る牽引力の持ち主です。同様に帝旺もエネルギッシュで王様のように国を治める力の持ち主です。
劫財×帝旺は個別に持つだけでも強く扱いずらい星なのですが、2つ合わせて持つとなると大変ということが想像できますよね。
だから星の意味や使い方をしっかり理解し適切に使っていく必要があります。
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劫財×帝旺の実例
3つの実例をご紹介します。1)私の知人、2)小学生の女の子、3)藤井総太さんです。
全ては星の活かし方です。どんな環境であろうとも星の特徴をしっかり理解し適切に使っていかなければなりません。
私の知人:帝旺同士の夫婦の場合
奥様(月柱:劫財×帝旺)、旦那様(月柱:傷官×帝旺)のご夫婦がいます。
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まず月柱に帝旺を持つ夫婦同士と言うことで1つの家庭に王様が2人いることが分かります。意見が分かれればどちらも一歩も引かない状態が容易に想像できますよね。
ただ劫財×帝旺を持つ奥様の方が王様としてより大きな器の持ち主と伺えます。しかし実際には旦那のわがままに振り回される生活を送っています。
非常にもったいない・・・
一国の大王が他国の王様の言いなりになるわけですから不満は日々積み重なりますよね。
小学生の女の子:まだ使い方が分からない
年柱と月柱に劫財×帝旺を持つ小学生の話です。
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年柱に帝旺を持つ場合、幼少期にこのエネルギッシュな星を使いこなせず悶々とした日々を送りがちです。
幸いにもこの子はスポーツにのめり込んでいるので劫財×帝旺のエネルギーはそれなりに発散できているのかと思います。
この子の大変なところは宿命律音(りっちん)を持ち人付き合いが苦手なところです(実際に苦手意識があるようです)。
劫財×帝旺は人の上に立つべき星なので「人」が開運のキーワードになります。
とは言え様々な形で人の上に立ち劫財×帝旺が発揮されることもあります。苦手を無理して克服することはありません。自分らしく2つの星を活かしていければよいでしょう。
藤井総太さん:将棋の世界で人の上に立つ
先述した「様々な形で人の上に立ち劫財×帝旺が発揮されることもあります。」の好例が将棋棋士の藤井総太さんです。
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2022年2月には10代初の五冠に輝きました!
劫財×帝旺のパワーを勝負に活かし“人の上に立った”のかもしれません。
この2つの星は人を引っ張る牽引力に優れていますので彼は今後も将棋界を引っ張っていく存在なのでしょう。
私は運気や星のおかげで「勝負に勝った!」、「試験に合格した!」と考えるのは好きではありません。全ての結果は彼らの努力があってのことで、その努力を無下にできません。
ここではあくまでも結果ありきの考察として参考にしていただければ幸いです。
まとめ
どんな星も使い方、活かし方次第で結果が大きく変わります。劫財×帝旺は特に意識して使っていただきたいです。
- 劫財は強い自分と人をまとめる星
- 帝旺はエネルギッシュで王様の星
- 似た星だからその意味が強くなる
- 帝旺同士の夫婦は家庭の中に王様が二人いるのと同じ
- 劫財×帝旺は人と関わり人を巻き込むことが大切
- でも様々な形でその力が発揮されることもある