恋愛・結婚

《 “線” の夫婦を知る》宿命律音同士の夫婦、浮気がきっかけで見えた律音の特徴

律音(りっちん)という宿命があります。数多くの人を鑑定しても律音と出会うのは極めて稀なのですが、知人夫婦が実は律音同士だったというレアケースと遭遇しました。また最近「旦那の浮気」でひと揉めしているとか・・・

浮気がきっかけで垣間見えた律音の特徴を探ってみたいと思います。

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四柱推命鑑定師 しょうへい

占い師の母を持ち幼少期から占いを学び自分の運勢を鑑定してきた。現在は埼玉県川越市を中心に鑑定師とをしながらスクールの運営を行っている。

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そもそも律音とはなにか?

知人夫婦の話をする前に基本的なお話をしたいと思います。

律音(りっちん)とは生年月日に同じ干支が2つ以上揃う状況のことを言います。

次の命式をご確認ください。月柱と年柱に「己巳」が並んでいることが分かります。どのような干支で、どの位置であっても2つ以上並べば宿命律音となるのです。

律音の影響力

律音の影響力は大変強いモノがあります。

コレという突き詰めるモノを見つけたらその世界で天下を取れるようなタイプの宿命です。

ただ先出の命式の様に「月柱×年柱」の律音の影響力はその他の「日柱×月柱」「日柱×年柱」よりも劣ると考えます。

その理由はさて置き、影響力は弱めだけど珍しいことは間違いありません。

そしてもう一つ・・・

律音は「社会との繋がり方」に大きな特徴があります。

円推力で見る律音と社会の繋がり方

生まれた年・月・日のバランスから三角形を作り社会との繋がり方を鑑定する手法があります。

大きな三角形ができれば社会と繋がる間口も大きく、小さな三角形ができれば間口は狭いと考えます。その大きさがコミュニケーションの上手さに表れたり、心を許すかの指針となるわけです。

(その他、形や位置などで色々鑑定します)

ただ律音は三角形を作らず “線” となります。

通常の円推力(私の師匠)
律音の円推力

即ち律音最大の特徴として社会と繋がる間口が閉じていることが分かります!

鑑定師 しょうへい

そんな “線” の間口を持つ者と恋仲や夫婦になるということは、閉ざされた心を覗く “許し” を得られた「選ばれし者」であると言えるでしょう。ましてや夫婦の両方が律音ならばなおのことです。

律音夫婦の特徴

これからご紹介する夫婦は私の知人となります。ここで紹介する承諾を得ていることをはじめに申し上げておきます。

まずはご夫婦の律音について確認したいと思います。

旦那様の円推力
奥様の円推力

旦那様:「月柱×年柱」の律音
奥 様:「日柱×年柱」の律音

この場合、同じ律音でも奥様の方がより強い影響を受けることが分かります。

鑑定師 しょうへい

表面的な鑑定をすれば奥様の方がより強い個性の持ち主で、社会との繋がりを拒絶する傾向がある・・・と鑑定します。

心を許した相手を大切にする

先述した通り、律音の円推力は線となり社会と繋がる間口が閉ざされていることになります。

この「社会と繋がる間口」を「心」と置き換えて鑑定しても良いと私は考えます。即ち律音は本音を話さない、心をなかなか許してくれない人と捉えます。

だからこそ律音にとって心を許した相手と言うのは大変貴重な存在であるということがお分かり頂けるでしょう。

ご紹介している夫婦同士で律音ならばで夫婦時間を大切にし夫婦(家族)外の繋がりは拒絶するかもしれません。

「拒絶」と強い表現をしていますが律音は自分の世界に他者が入り込むことを嫌るわけです。

鑑定師 しょうへい

さて、そんな知人の律音夫婦にある事件が起こります。旦那が浮気をしてそれを奥様が見つけてしまったというのです。それも最悪の形で発覚してしまいましたから一般的なご夫婦ならば修復不可能で即離婚となりそうなものですが・・・

旦那の浮気で垣間見えた律音の特徴

それではいよいよ本題です。

律音同士の夫婦の旦那が浮気をしたようなのです。

浮気の発覚の仕方を見ると即離婚となりそうなものですが奥様はそうではなかったようです。

浮気を見つけた妻の反応

現時点での結末を言ってしまうと「今後浮気はしません」と誓約書を旦那に書かせて今でも夫婦生活が続いているようです。

もちろん発覚した直後の奥様は大変悲しんでいたようですが離婚は考えなかったとのこと。

無論、浮気に対する反応は人それぞれで良いと思います。

それだけ魅力的な旦那様なのか、経済的な理由なのかはさておきこれがこのご夫婦の在り方として受け止めてみましょう。

さて四柱推命鑑定師としては、今回の出来事や人の心の動きを四柱推命的に解釈したくなるものです。

そこで奥様の強い律音が作用していると私は考えています。

出入りが難しい律音の “線”

繰り返しになりますが律音とは社会と繋がる間口(心)が閉ざされていて他者に本来の自分を明かさない傾向があると申し上げました。

だからこそ心を許した相手は相当特別な存在であると私は紐解きます。

ここからが浮気で垣間見えた律音の特徴の私の解釈です。

閉ざされた「心」に入るのも難しければきっと出るのも難しいということです。

今回の奥様目線で語れば心を許した相手を失いたくない一心で “線” の間口を開きたくないのかもしれません。

仮定の話ではありますが通常の三角形の持ち主であれば即座に離婚してもおかしくないような状況です。比喩的に言えば浮気した旦那を自分の三角形から追い出すわけです。

ただ律音の奥様にとっては追い出すこともまた大変な作業なのかもしれません。

きっと葛藤もあったかと思いますが、取り分け影響力の強い「日柱×年柱」の律音でありますから “線” の間口は閉ざしたまま夫婦関係を続けることを選んだようです。

まとめ

あくまでも四柱推命鑑定師として旦那様を批判する気もありませんし奥様に同情するつもりもございません。

ただ今回の出来事を四柱推命で紐解くことを試みつつ今後の様子を見届けたいだけなのです。

このブログでご紹介した目的もまた律音という特殊な宿命を持つご夫婦の関係性を知っていただくきっかけとなればと願い書き記しました。

“線” を持つ方はただでさえ社会で息苦しさを感じているかと思います。だからこそ心を許せる相手や環境を探すこと、出会うことが極めて重要だと思うのです。

しかし人も環境も移ろい変化していくものです。

一生変化することのない生年月日をもとに鑑定する四柱推命ではありますが、ご自身の持つ “線” の置き所はそんな移ろいと共に変えていく必要があるのではと私は考えます。

夫婦の在り方は千差万別であり部外者がとやかく言うことではありません。この知人夫婦もまた新たな在り方を見つけられることを願い見守っていきたいと思います。

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