十干(じっかん)は四柱推命の基礎の「き」。四柱推命の書籍で必ず最初に紹介されるけどその重要性や使い方については語られていません。
今日はそんな十干の使い方に触れてみたいと思います。
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十干とは
十干(じっかん)とは“あなた”を象徴する自然エネルギーの事です。中国発祥の五行説(木、火、土、金、水)を陰陽に分け、十干の名の通り全部で十種類に分けられます(これを陰陽五行説と言います)。
樹木、野花、太陽、お月さま、山、畑、鉄、宝石、海、雨
の十種類です。
四柱推命の世界に入る最初の一歩として自分の十干を知ることから始めてみませんか?
下の写真で赤丸で囲まれた箇所の左側の漢字があなたを象徴する自然エネルギーになります。

漢字が象徴するあなたの自然エネルギーの詳細は、ページの後半で紹介します。まずはとても大切な十干鑑定の目的をご理解ください!
十干鑑定の目的
十干鑑定の目的は自分の「十干らしく生きる」ことです。
十干とはあなた自身を象徴します。即ち「十干らしく生きる」とは「自分らしく生きる」と同義語と解釈しています。
先の簡易鑑定の写真では私の自然エネルギーである「丙寅」が表示されていますが、「丙(ひのえ)」とは太陽を象徴します。
ということは、「私は太陽の様に明るくハツラツとした人間だ!」と言えると同時に「太陽らしく生きることが私らしい生き方になる」ということが分かります。
私は長年マジシャンとして活動していますが、人前に立ってパフォーマンスをし笑顔を届けるその姿は正に太陽だと思います。私自身、マジックを演じている時が一番生き生きしているはずです。
自分の十干の使い方、活かし方
主な十干の使い方、活かし方には次の2通りあります。どちらも大切なのでぜひ意識してみてください。
自分の十干を観察し日々意識する
自然エネルギーは我々の生活に溢れています。
甲(きのえ)の樹木を例に挙げると、高く太い幹を持つ樹木、枝葉を横に広げる樹木、街路樹の様にあまり自由そうではない樹木・・・
このように身の回りに溢れている自分の十干を観察し「どの様になりたいのか」を常に意識して生活していきます。
もしあなたが樹木の甲なら「まっすぐと誰よりも背の高い樹木になりたい」と意識したり「枝葉を広げ家族に安らぎを与える(木陰を作る)存在になりたい」と意識するのです。
十干らしく振舞えない環境や人から距離をとる
私たちは社会の中で生きています。様々な理由で妥協や忖度など自分の意思を抑えて相手や環境に合わせなければいけない時もありますよね。
そんな「十干らしく」振舞えない環境や人からは距離をとるべきだと考えます。
可能な範囲で距離を取ること、そして少しでも「十干らしく/自分らしく」いられる環境に身を置けるように努力すべきでしょう。
十干とその特徴
あなたの「自分らしさ」を考えるヒントに十干の特徴を列挙します。ここにない特徴やキーワードをもとに「らしさ」を探っていただいてもOKですよ!
甲(きのえ・樹木の人)

- まっすぐで真面目
- 曲がったことが大嫌い
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乙(きのと・野花の人)

- 慎ましい性格
- 我慢強い
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丙(ひのえ・太陽の人)

- 明るい
- 自己中
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丁(ひのと・お月さま)

- 洞察力がある
- サポート役
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戊(つちのえ・山の人)

- マイペース
- 人気者
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己(つちのと・畑の人)

- 吸収力の高さ
- 育てる
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庚(かのえ・鉄の人)

- 頑固
- 行動力
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辛(かのと・宝石の人)

- 磨くと輝く
- 才能がある
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壬(みずのえ・海の人)

- 器がでかい
- 商才がある
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癸(みずのと・雨の人)

- ミステリアス
- 適応能力
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四柱推命の根底に流れるは自然哲学の陰陽五行説です。自然と共に「自分らしさ」を探り自分を活かす術を探ってみましょう!